外国人技能実習生を受け入れる機関が国名だけで差別? 炎上案件に発展か
外国人技能実習生を受け入れる機関が国名だけで差別? 炎上案件に発展か
【ニュース】
ネット上で外国人技能実習生を受け入れる機関が国名だけで差別と話題になっている。
外国人技能実習生の受け入れや職業紹介などを行う国際事業研究協同組合のホームページでは「国別の介護技能実習生のポテンシャル」というページがある。
同ページではミャンマーやインドネシア、ベトナムなど国別に介護技能実習生に適しているかどうかの判断基準として「介護への適性・性格」、「真面目で純粋で高徳な人財が集るかどうか」をあげている。
参考リンク:http://www.ibr-c.com/business/care/country/
「こんなのありえないですよね!? 国が違うだけで『真面目で純粋で高徳な人財が集るかどうか』なんて決まるんですか!?」
「これは炎上案件だろうね。国際事業研究協同組合としては、外国人技能実習制度を考えている企業向けに何かしらの指針を示したかったのだろうけど」
「この国際事業研究協同組合って何様なのかしら。日本に働きにくる外国人の性格を国だけで勝手に判断するなんて」
「この表によると6カ国でカンボジアが一番学習能力が低いやで。フィリピンが一番親日ではない国やぞ。凄い決めつけや」
「判断基準の『日本語学習・能力』の部分では、判断基準の詳細の欄で『日本と言語体系が似ているか』ともっともらしい部分もあるんだけどね」
「判断基準の『介護への適性・性格』のところでは『心から弱者をいたわる奉仕の気持ちがあるかどうか』なんて書いてあります!そんなの国ごとでランク付けなんてできないですよ」
「ネットで話題になったのが11月22日ぐらいからだからね。祝日開けの24日には国際事業研究協同組合に問い合わせが殺到しそうだ」
「トップページに『「労働力不足」「人材不足の問題の解決」など当団体のホームページ上で誤解を招く箇所につきましては近々適正な是正をいたします』ってあるやで。すでに炎上しとるんやろか」
きょうのことば
・国際事業研究協同組合とは
国際事業研究協同組合とは外国人技能実習生の受け入れや職業紹介などを行う組合。
設立は2005年8月15日で経済産業省や財務省など各省庁から許可を得て活動している。
企業が外国人技能実習制度を受け入れやすいように制度の紹介などを行っている。