広告市場、新聞は12%縮小 ネットメデイアは4%拡大 電通と博報堂の決算で判明
【2018年1〜3月期の電通・博報堂の決算から推測できる広告市場】
広告市場、新聞は12%縮小 ネットメデイアは4%拡大 2018年1〜3月期 電通と博報堂の決算で判明
大手広告代理店の決算から直近のメディアの広告市場のすう勢がわかった。
博報堂は5月11日、電通は5月15日に決算を発表。
2社の決算資料から2018年1〜3月期のメディアごとの広告市場が推測できる。
2社の業務区分別の売上高を合計して見ると、新聞の広告は前年同期比12%減と最も落ち込みが大きかった。
ラジオは4%減で雑誌は1%減、テレビは横ばいだった。
一方、インターネットメディアの売り上げは4%増だった。
広告代理店において電通と博報堂の2社は圧倒的なシェアを占めており「電博」とも呼ばれる。
電博から見た広告市場では、新聞の魅力の落ち込みが大きい一方、テレビは根強い。
また、電博のインターネットメディア広告の売り上げの伸びは、大手企業も広告代理店を通じてネットへの出稿を増やしている姿勢を示す。
・この記事の関連リンク
電通:2018年度第1四半期連結決算概況
博報堂:2018年3月期財務ファクトシート