日経新聞、「5000兆欲しい」を性能目標と表現 

日経新聞、「5000兆欲しい」を性能目標と表現 スパコン開発PEZY社長の逮捕で

スーパーコンピューター(スパコン)の開発を手がけるベンチャー企業の社長が逮捕されたとの報道が12月6日に広がった。

スパコン開発の「PEZY Computing(ペジーコンピューティング)」の社長らが外部企業への委託費を水増し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成金を多額に受け取った疑いがあるという。

社長と幹部の2人は12月5日、詐欺の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。

一連の報道で注目を浴びたのが日経新聞。

日経新聞はペジーコンピューティング社内部の画像を掲載、張り紙について「壁には性能目標が掲げられていた」と説明した。

画像を見る限り張り出されている紙には「5000兆欲しい」というインターネットでのネタが掲載されている。

コンピューターの性能指標には1秒間にどれだけの計算ができるかのFLOPS(フロップス)がある。

張り紙に「5000兆フロップス欲しい」と書いてあった場合、ペジーコンピューティング社内ではインターネットのネタを掛けて性能目標を掲げていた可能性がある。

ツイッターでは日経新聞とは別にペジーコンピューティング社の画像がアップされており、そこには「とりあえず5000兆フロップス欲しい」との記載がある。

【日経新聞電子版より】

解説、5000兆円欲しいとは 元ネタ

「5000兆円欲しい」とは絵師のケースワベ(K-SUWABE)氏が作成した画像。

シンプルな欲求と豪華な装飾がインターネットで話題になり、Twitterでは金額的に大きな事件があるたびに画像付きでつぶやかれることが多い。

ケースワベ氏が以前投稿した「5000兆円欲しい」の画像を2017年4月20日に再投稿(ニコニコ静画)、「以前作ったものですがご自由にお使いください」とコメント、ネットで爆発的に広がった。

5000兆円は一万円札で積み上げと5万kmに地球1周(約4万km)を超える、ビル・ゲイツの総資産の500倍以上などの分析も進んだ。

誰でも簡単に「5000兆円欲しい」を楽しめる「5000兆円ジェネレーター super」なども普及に拍車をかけた。




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