読売新聞が混乱呼ぶ 「頭にボール当たったら死ぬぞ」→「机を蹴る暴力行為」

【読売新聞の報道が世間に誤解を呼んだ】

読売新聞が混乱呼ぶ 「頭にボール当たったら死ぬぞ」→「机を蹴る暴力行為」

読売新聞の報道が混乱を呼んだ。

読売新聞は5月11日、金沢龍谷高校の野球部監督の謹慎について「『頭にボール当たったら死ぬぞ』野球部監督謹慎」と報じた。

当初の報道では、監督は集中力を欠いた部員に対して「ボールが頭に当たったら死ぬぞ」などと発言、ショックを受けた部員が不登校になったという。

この報道では監督はごく当たり前のことを言っているだけに見える。

そのため「監督は間違っていない」「常識を告げても処罰される時代なのか」など、監督を擁護する声が広がった。

読売新聞の報道後、日本学生野球協会は5月11日に会議で「監督の部内暴力と暴言があった」として男性監督に3か月の謹慎処分を下したという。




これを受けて読売新聞は翌日5月12日、「『球が当たったら死ぬ』暴言の監督、暴力行為も」と報じた。

続報によると、男性監督が朝のミーティング中に机を蹴り、椅子が部員に当たる暴力行為があった。

一般的に、部活動の監督は生徒たちを前にして机を蹴るなどの荒い行動はしない。

5月11日の初報ではなく5月12日の続報を読むと、ショックを受けた部員は男性監督の普段の言動や行動に恐怖を感じていたのではないかと推測できる。

ただ、読売新聞の5月11日の初報の記事により「部員側がモンスタークレーマーだ」との誹謗中傷がネットに広がってしまった。

読売新聞が学校側の発言だけでなく状況をしっかりと調査、日本学生野球協会が会議を開く前に報道を急がなければこのような事態は起きなかっただろう。

・この記事の関連リンク

読売新聞5月11日:「頭にボール当たったら死ぬぞ」野球部監督謹慎
読売新聞5月12日:「球が当たったら死ぬ」暴言の監督、暴力行為も






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