ビットコインキャッシュ、急騰から急落 時価総額は1.8兆→4.6兆→2.1兆円に
ビットコインキャッシュ、急騰から急落 時価総額は1.8兆→4.6兆→2.1兆円に
ビットコインキャッシュ(BCH)とビットコイン(BTC)が激しい戦いを演じている。
仮想通貨の情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、ビットコインキャッシュの時価総額の時価総額は11月11日の1兆8000億円から12日には4兆6500億円まで拡大、13日には2兆1500億円まで縮小した。
一方、ビットコインの価格はビットコインキャッシュとは正反対に動き、12日の急落から13日には急回復を見せている。
2つの仮想通貨が急変動しているなかでイーサリアムなど他の仮想通貨の動きは比較的おだやかだ。
ビットコインとビットコインキャッシュの間で大きな資金移動、覇権争いが起きている。
<ビットコインキャッシュは12日に急上昇>
ビットコインキャッシュとビットコインの関係、時価総額
・11月11〜13日のビットコインとビットコインキャッシュの時価総額の関係(コインマーケットキャップより)
(注:ビットコインキャッシュの時価総額が最大だった11月12日時点と前後24時間前の比較)
「ビットコインの価格が急落する一方、ビットコインキャッシュは急上昇した。その後に反対の動きがあったものの、2つの仮想通貨の合計での時価総額に大きな変動はない」
「他の仮想通貨の時価総額にはここまで大きな影響はなかったため、今回の価格変動はビットコインからビットコインキャッシュ、その揺り戻しとの見方が大勢だ」
「全然ついていけないですよ。ビットコインキャッシュがイーサリアムを抜いて仮想通貨で2位、ついにはビットコインを抜くのかと思ったら急落ですもん」
「2017年11月12日は仮想通貨市場にとって歴史に残る日だったのかもしれない。一時はビットコインキャッシュがビットコインを一気に抜き去るかのような動きだった」
「結局はビットコインキャッシュの一時的な急騰で終わるのかしら」
「わからないね。『ビットコインの神』と呼ばれる投資家のロジャー・バー氏、中国の大手マイナー(採掘者)を率いるジハン・ウー氏などはビットコインキャッシュに好意的な発言をしている。これからも仮想通貨業界での有力者による揺さぶりが続くかもしれない」
「一部の人が好きな仮想通貨を主流に選べるのだとしたら、仮想通貨が目指している非中央集権的な通貨なんて存在できないんでしょうか」
「今回の『11・12BCHの乱』では仮想通貨の非中央集権的な性格を見せつけたとも言える。一部の有力者たちがビットコインキャッシュに価値を移管しようとしたものの、その他の大勢の投資家たちがビットコインを支持、多数決によりビットコインが主軸であると証明しているのかもしれない」
「どっちにしても怖いですね」
「日本だけでなく中国、米国、韓国とか世界中の投機が集まってる市場やからなぁ」