コインチェック、2月3日 日本円「金融機関の口座に保全」仮想通貨はコールドウォレットに退避
コインチェック、2月3日 日本円「金融機関の口座に保全」仮想通貨はコールドウォレットに退避
顧客の預かり資産580億円を不正流出した仮想通貨取引所コインチェックは2月3日の昼12時、現状の顧客資産について新たに発表した。
現時点で顧客がコインチェックに預けている日本円(JPY)については「金融機関の顧客専用口座に保全されております」と明言した。
コインチェックへの入金には「りそな銀行」と「住信SBIネット銀行」を使う方法があり、日本円はこれら大手の金融機関の口座に保全されているようだ。
また、顧客が保有している仮想通貨(BTC、ETH、ETC、LSK、FCT、XMR、REP、XRP、ZEC、LTC、DASH、BCH)についてはハッキングの危険のあるホットウォレットから、より安全なコールドウォレットに退避していると発表した。
不正流出した仮想通貨「NEM(ネム)」の事件以降、仮想通貨「LISK(リスク)」などがコインチェックの仮想通貨アドレスから他のアドレスに移動していた。
「ネム以外の仮想通貨もハッキングされているのではないか」との疑いをコインチェックが晴らしたかっこうだ。
ただ、コインチェックは金融庁からの立入検査を受けている途中であり、実質的に資産の分別管理ができているかは金融庁が確認中。
コインチェックは外部専門家の確認・検証を踏まえながら、日本円出金に伴う技術的な安全性などについて確認・検証中という。
2月3日時点で日本円出金の再開時期は未定。