金融庁、仮想通貨交換業者に業務停止命令 ビットステーションとFSHO ザイフには改善命令

金融庁、仮想通貨交換業者に新たに業務停止命令 ビットステーションとFSHO ザイフには改善命令

金融庁は3月8日、仮想通貨交換業者に対して厳しい処分を課した。

ビットステーション社とFSHO社に対しては3月8日から4月7日までの間、仮想通貨交換業に係る全ての業務の停止(利用者財産の返還のための業務等を除く)を命令した。

FSHO社は「複数回にわたる高額の仮想通貨の売買にあたり、取引時確認及び疑わしい取引の届出の要否の判断を行っていない」とされた。

ビットステーション社は「100%株主であった経営企画部長が、利用者から預かった仮想通貨(ビットコイン)を私的に流用していた事実」が認められたため。

いずれも業務改善命令も発出されており、業務改善計画を3月22日までに金融庁へ書面で対応しなければならない。

また、仮想通貨交換所「Zaif(ザイフ)」を運営するテックビューロ社、GMOコイン、コインチェック社は金融庁から業務改善命令を発出された。

業務改善計画を3月22日までに書面で提出、さらに業務改善計画の実施完了までの間、1ヶ月毎の進捗・実施状況を翌月10日までに書面で報告する。

業務改善命令を受けたバイクリメンツ社とミスターエクスチェンジ社は、業務改善計画を3月22日までに提出しなければならない。

一方で、金融庁は仮想通貨交換業者へ登録申請中だったビットステーション、ビットエクスプレス、来夢の3社が申請を取り下げたとも発表した。

3社は利用者から預かっている仮想通貨や現金を返還して仮想通貨交換業を廃業する。

仮想通貨事業はコインチェックのほか世界各地の交換所でハッキング被害が発覚、各国政府の規制も厳しくなり事業化のハードルが高くなっている。

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関東財務局:公式サイト
東海財務局:公式サイト
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