仮想通貨事業で7億円の赤字 GMOコインの1〜3月期 中堅の仮想通貨取引所は苦戦
【GMOインターネットの仮想通貨事業の損益の推移】
仮想通貨事業で7億円の赤字 GMOコインの1〜3月期 中堅の仮想通貨取引所は苦戦
仮想通貨取引所の運営は大手以外は苦戦している。
GMOインターネットは5月10日に2018年1〜3月期の決算を発表、純利益は前年同期比81%増の20億円と好調だった。
GMOインターネットはグループでインターネットのインフラや広告事業を手がけるほか、子会社のGMOコインで仮想通貨事業も手がける。
仮想通貨事業の2018年1〜3月期の営業損益は7億3500万円の赤字だった。
大手取引所のコインチェックは2018年3月期の営業利益が537億円(ハッキングの被害除く、見込み)だった。
GMOインターネットの仮想通貨事業をコインチェックと同期間の1年間で見ると5億1500万円の赤字だ。
仮想通貨の取引所の運営では大手と中堅で業績に大きな差が開いた。
GMOインターネットの仮想通貨事業では、直前四半期の2017年10〜12月期の営業損益は5億3100万円の黒字だったものの、2018年に入り大幅に採算が悪化した。
1月の仮想通貨の市場全体の下落でGMOコインのポジションの評価損が拡大した。
一方、3月には黒字基調に転換したという。
仮想通貨のマイニング事業は堅調に推移しており、1〜3月は黒字だった。
GMOが5月7日に発表した4月までの仮想通貨マイニング事業の結果は以下の通り。
・この記事の関連リンク
GMOインターネット:決算短信
GMOMインターネット:2018年4月仮想通貨マイニング事業の月次報告