コインチェック、営業利益537億円で特別損失は473億円 直近の2018年3月期

【コインチェックの直近の業績がついに明らかになった】

コインチェック、営業利益537億円で特別損失は473億円 直近の2018年3月期 マネックスが発表

仮想通貨取引所コインチェックの直近の業績がついに明らかになった。

コインチェックを買収したマネックスグループは4月26日、自分たちの決算と同時にコインチェックの2018年3月期の業績見込みも発表した。

コインチェックの2018年3月期の営業利益は537億円だった。

2017年のネット証券の営業利益(SBI:431億円、松井:149億円)を大きく上回る規模だ。

売上高(純額)は626億円だったため、売上高営業利益率は驚異の86%で上場企業で最高レベル。

コインチェックには不正ハッキングによる被害、顧客の補償に関する特別損失473億円が発生(営業利益からマイナス)したために税引前利益は63億円だった。

2018年1月末に起きたハッキングからの一部サービス停止後の2カ月間の業績でも営業利益は5億円あった。

驚異的な利益率に注目が集まり、決算公表後の株式市場では親会社のマネックスグループに買いが殺到してストップ高(前日比18%高)まで上昇した。

マネックスグループはコインチェックを4月16日に買収したため、連結決算で正式に反映させるのは2019年3月期からになる。




コインチェック、営業利益は1年間で70倍 親会社の利益の6倍稼ぐ

コインチェックの2017年3月期の営業利益は約8億円だとマネックスの買収時に明らかになっていた。

2017年の仮想通貨市場の盛り上がりを受け、コインチェックの営業利益は1年間で70倍になった計算だ。

2018年3月期の比較でも、親会社になったマネックスの税引前利益(86億円)と比較すると6倍になる。 

マネックスはコインチェックを36億円で買収した。

4月下旬に入り仮想通貨市場は再び盛り上がりを見せ始めている。

上場企業マネックスグループのもとでコインチェックがこれからどれだけ利益を稼いでいくのか。

仮想通貨、株式の投資家の双方からの注目度がかつてないほど高まっている。

なお、結果的にコインチェックの営業利益が「直近の1年で1000億円を超えたもよう」とした日経新聞の4月5日の記事は誤報だったようだ。

・この記事の関連リンク

マネックスグループ:2018年3月期決算説明資料







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