携帯3社の利益、2%増の2兆6000億円に 楽天参入で変わるか

【国内携帯3社の合計した利益は2兆6000億円を超えた】

携帯3社の利益、2%増の2兆6000億円に トヨタの2兆4000億円上回る

スマートフォン全盛期の時代を、国内携帯大手3社が謳歌している。

KDDIが5月10日に2018年3月期の決算を公表、NTTドコモ、ソフトバンクと携帯3社の決算が出揃った。

3社の営業利益を合計すると、前期比2%増の2兆6188億円だった。

3社合計の利益はトヨタの国内外を含めた連結の営業利益(2兆3998億円)を上回る。

2018年度の国家予算と比較すると公共事業6兆円、文教及び科学振興5.4兆円、防衛5.2兆円の5割前後の規模だ。

ソフトバンクの孫正義会長は5月9日の決算会見で「国内のスマホが一番利益率が高い」と話していた。

国内の携帯市場の利益率の高さの背景は、大手携帯3社が独占している寡占の結果だとの指摘は多い。




楽天、第4の携帯会社として2019年10月に参入予定

この大きな市場に楽天が第4の携帯会社として参入すると発表済みだ。

楽天は携帯電話基地局の設置工事など設備投資を進めて、2019年10月にサービスを開始する予定。

株式市場では楽天が携帯事業に参入すると発表してから楽天、ソフトバンク、NTTドコモ、KDDIの株価が軒並み下がった。

今までの携帯3社の利益を4社が分け合い、値下げ合戦が起きて利益率が低下するとの懸念が広がっている。

もちろん、消費者にとっては携帯料金の値下げに繋がる可能性が高い。

楽天の今後の動向は携帯3社の業績と、スマホを使う多くの人々に対して大きな影響を与えることになる。

・この記事の関連リンク

KDDI:決算短信
NTTドコモ:決算短信
ソフトバンク:決算短信






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