メルカリ、赤字上場 時価総額は3300億円・PBR56倍 新興企業との比較

【メルカリと新興市場で人気のある銘柄との比較】

注1:各社の時価総額と投資指標は5月14日時点、営業利益は直近の業績見込み
注2:メルカリの時価総額は仮条件の平均、営業損益は2018年6月期の第3四半期の実績、PBRは2018年3月末の純資産

メルカリ、赤字上場 直近で34億円の最終赤字 仮条件での時価総額は3300億円

フリーマーケットアプリのメルカリの新規上場(IPO)が5月14日、東証から承認された。

東証マザーズに6月19日に上場、会社が想定する当初の時価総額は約3300億円(想定仮条件の平均2450円で計算)。

上場時には市場から約500億円を調達する。

上場発表により、メルカリの直近の業績が明らかになった。

2017年6月期の売上高は前期比8割増の220億円、営業損益は27億円の赤字、最終損益は42億円の赤字だった。

直近の2017年7月〜2018年3月期の売上高は前年同期比72%増の261億円、営業損益は18億円の赤字、最終損益は34億円の赤字。

2017年7月〜2018年3月期では日本事業の営業利益が50億円あるため、海外事業で大幅な赤字という構図だ。

メルカリは急拡大するフリーマーケットアプリの市場を創り上げて成長してきており、株式市場からの注目度は高い。

赤字上場ながらも人気が集まりそうだ。

新興市場で人気のある銘柄との比較では赤字のためPERは使えず、PBRで見ると割安感はない。




【スケジュール】メルカリIPO、今後の予定

6月1日(金):仮条件決定
6月11日(月):公開価格決定
6月12日(火)〜15日(金):申込期間
6月19日(火):上場

メルカリ上場、市場の評価は 成長期待の買いと投資指標で割高と見た売りが交差か

【メルカリと時価総額が1兆円規模の企業との比較】


注:スタートトゥデイは2019年3月期見込み、楽天とLINEは2017年12月期実績、ドンキは2018年6月期見込み

「ついにメルカリの上場が正式に発表されましたね。これだけ話題になれば、上場初日や二日目は買い注文殺到で値段が付かない展開でしょうか」


「赤字上場のために目先の投資指標は使えないが、数日は株式市場でメルカリ祭りが起きるだろう。ここ数年で話題になったIPOと比較しても、メルカリへの成長期待は大きい。経産省の発表では2017年のフリマアプリの市場規模は前年比6割増の4835億円で、これをけん引しているのがメルカリだ」


「フリマアプリって、まだ一部の人たちが使っている程度ですよね。2018年、2019年も市場は大きくなりそうです」


「上場でフリマアプリが話題になることも増えるし、利用を考えている人の安心感も増す。市場を自ら広げてきた1強のメルカリだけに、今後も売り上げは伸びていくとの見方が大勢だ」


「メルカリの時価総額はどこまで大きくなりますか? フリマアプリ市場で独占的な位置のメルカリだけに、比較する企業がなさそうですけど」


「上場企業で純粋に似ている銘柄はないため、新興市場で人気のある銘柄と比較するしかない。産業ロボット向け減速機のハーモニック・ドライブ・システムズのPER(株価収益率)は44倍、100円ショップのセリアが35倍、転職サイトのエン・ジャパンが37倍。メルカリが黒字化してここまで利益を伸ばせるかどうか、その期待感が株価を決める」


「AI開発のパークシャに至ってはPERが300倍、 PBR(株価純資産倍率)は30倍ですもんね。でも、仮条件でのメルカリのPBRはパークシャより高いですね」


「メルカリの株価に関しては来期の2019年6月期、その翌期の2020年6月期にどうなるのかを想像するゲームになる。成長期待を考えれば割安で買い、目先の投資指標を見れば割高で売りとの思惑が交差するだろう」


「2017年6月期はともかく、直近の2018年6月期の第3四半期まで赤字とは思わなかったで。こりゃ投資判断もしにくいわな」

・この記事の関連リンク

メルカリ:公式サイト
メルカリ:上場時の会社概要
メルカリ:有価証券届出書






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