BCH、日本の大手コンビニで決済可能か ロジャー・バー「ビットコインキャッシュが来る」
BCH、日本の大手コンビニで決済可能か ロジャー・バー「ビットコインキャッシュが来る」
仮想通貨(暗号通貨)の実用化への動きが目立ってきた。
仮想通貨に関するサービスを提供するビットコイン・ドットコムのロジャー・バーCEOは6月2日、YouTubeで公式チャンネルを配信した。
ロジャー・バー氏は今週初めにミーティングしたと述べたうえで、「日本の数万の店舗を持つコンビニにビットコインキャッシュ(BCH)がやって来る」と明らかにした。
ロジャー・バー氏は「コンビニでBCHを使って何でも買うことができる」と指摘、「これはエキサイティングなことだ」と自信を示した。
BCHが日本のどのコンビニで利用できるようになるのか、決済できるのはいつからか、などは明言していない。
日本では一部の飲食店などで既にBCHによる決済が可能で、埼玉県のうなぎ料理専門店「川昌」やお笑い芸人のたむらけんじが運営する「炭火焼肉たむら」などが有名。
大手コンビニでBCHが利用可能になれば、円など法定通貨(フィアット)ではなく仮想通貨だけを使った生活も可能になる。
BCHを推すロジャー・バー BTCのコンビニ決済は昨年から噂に
【ロジャー・バーはBCHを高く評価してきた】
Bitcoin Cash is Bitcoin. https://t.co/SXGrEXVV3F pic.twitter.com/uH7dQqaZor
— Roger Ver (@rogerkver) 2017年10月17日
ビットコインの黎明期から投資を始めたロジャー・バー氏は「ビットコインの神」と呼ばれている。
ロジャー・バー氏は2017年10月にツイッターで「ビットコインキャッシュこそが真のビットコインだ」と表明、少額決済に向いているビットコインキャッシュ(BCH)の実用性を訴えてきた。
一方で、BCHの分岐の元であるビットコイン(BTC)のコンビニ決済については、上場企業のリミックスポイント(ビットポイントジャパンの親会社)の小田玄紀社長が2017年5月のブルームバーグのインタビューで「大手コンビニと協議中で早くて年末、来年には内容を発表できる」と話していた経緯がある。
各地でBTC、BCHのコンビニ決済の導入の議論は続いているようだ。
大手企業による仮想通貨の利用も一部で進んでおり、ビックカメラでは2017年4月から仮想通貨取引所「ビットフライヤー」のスマホアプリを使って店頭でビットコイン決済ができる。
もっとも、BTCやBCHも含めて仮想通貨の値動きは激しいうえに商品を購入する「利用」の時点でも税金を計算する必要がある。
現状ではBTCやBCHを商品の購入に利用するのはトルコの通貨リラや南アフリカの通貨ランドなど値動きの激しい外貨を国内で使うようなものだ。
・この記事の関連リンク
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ブルームバーグ:コンビニでビットコイン決済、国内で数十万店舗の可能性も