コインチェック、出金停止問題 「数日中にも見通し」「当社が自主的に行っている措置」
コインチェック、出金停止問題 「数日中にも見通し」「当社が自主的に行っている措置」
約580億円の顧客からの預かり資産を不正アクセスで流出した仮想通貨取引所コインチェックへ批判の声が高まっている。
コインチェックは1月30日の23時ごろ、顧客の出金を停止している措置について「当社が自主的に行っている措置でございます」とコメント、「再開に伴う安全性等が当社にて確認され次第、再開を予定しております」と発表した。
出金予定の再開については「数日中にも見通しをお知らせいたします」という。
コインチェックは1月26日の12時ごろにハッキングのあった仮想通貨「NEM(ネム)」の入金や売買を停止、同日16時にはJPY(日本円)の出金も停止している。
コインチェックは流失したネムについては460億円分を日本円で補償すると発表しているものの、期日は未定であり財務諸表などが公表されていないために原資に不安を持つ顧客は多い。
また、ハッキング被害にあったネムやその他の仮想通貨はともかく、日本円の出金ができないのはおかしいとの声は次第に大きくなっている。
金融庁から1月29日に業務改善命令を受けたコインチェックは、2月13日までに原因究明や顧客対応、再発防止策などを書面で報告しなければならない。