大塚家具、苦境 ひふみ投信のレオスが株式を一部売却 久美子社長は新潮報道に反論
【レオスは大塚家具株の売買を購入から売却に切り替えた】
大塚家具、苦境 ひふみ投信の・キャピタルワークスが株式を一部売却 久美子社長は新潮報道に反論
大塚家具が苦境に立たされている。
人気投信ランキング1位の「ひふみプラス」を手がけるレオス・キャピタルワークスは6月21日、大量保有報告書で保有していた大塚家具株を一部売却したと明らかにした。
レオスは2016年6月に大塚家具株の5%超を取得して大量保有報告書を公表、これまで買い増しを続けてきたが初の売却に転じた。
大塚家具の株価はレオスが取得した時点から2年間で65%も下落、時価総額は77億円まで縮小した。
同期間で日経平均株価は38%上昇しており、大塚家具の株価の逆光安は鮮明だ。
大塚家具は会社トップの父と娘を巡る対立で経営が混乱、2017年12月期の最終赤字額は過去最大の72億円と業績が低迷している。
人気投信を手がけるレオスの大塚家具株の売却で市場にはさらなる警戒感が広がった。
大塚家具の厳しい現状について、デイリー新潮は6月19日「大塚家具『久美子社長』が泣いた日、幹部社員たちもビックリ仰天」と報じた。
新潮社によると、大塚家具の大塚久美子社長が「もう、潰れるか、買収されるしかないのよ……」と言って号泣したという。
デイリー新潮の記事に対して、大塚久美子社長はツイッターで「私は記事にあるような趣旨の話はしていません」と否定。
大塚家具は会社ホームページに「憶測が多分に含まれており、事実と異なる点が含まれている」と新潮社を批判した。
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