自民が絶対安定多数の260議席の勢い 朝日、読売、日経調査
衆院選2017、自民党が絶対安定多数の260議席の勢い 朝日、読売、日経調査
10月22日投開票の第48回衆院選で与党の自民党が堅調さを保っている。
朝日新聞、読売新聞、日経新聞の3紙が10月10〜11日に実施した調査で明らかになった。
大手3紙の調査ではいずれも自民党は単独過半数(233議席)を大きく上回る予測となった。
現時点で投票先を決めていない有権者も多く、これらの調査結果がどんな影響を与えるかに注目が集まる。
自民党、事前調査では絶対安定多数の260議席に迫る
今回の衆院選では475だった定数は465に減る。
9月末の時点では自民党が公示前勢力(284議席)からどれだけ議席を減らすかが話題になっていた。
今回の大手3紙の調査は、自民党の支持率を以下のように表現した。
・朝日新聞
公示前勢力(284議席)を上回るかは微妙だが、単独過半数を大きく上回りそうだ
・読売新聞
自民党は小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進め、単独で過半数(233)を大きく上回る勢いだ
・日経新聞
衆院定数465議席のうち、自民、公明両党で300議席に迫る勢いだ。自民だけでも安定多数の244議席を上回る見通しとなっている
安倍政権は安定、希望の党は公示前勢力57議席からやや上積みか
新たに衆院定数が465議席となったため、17の常任委員会の委員長ポストを独占し、委員の半数を占める安定多数は244議席。
さらに常任委員長ポストを占め、かつ委員数でも野党を上回る議席数の絶対安定多数は261となる。
大手3紙の事前調査では自民党が単独で絶対安定多数の261に迫る勢いとなった。
東京都知事の小池百合子氏が代表を務める希望の党は公示前勢力の57議席をやや上回る程度の支持率だった。
安倍晋三首相は選挙前に「与党で過半数の233議席」を勝敗ラインに掲げた。
大手3紙の事前調査通りになれば自民党は公明党抜きでも過半数の議席を獲得、安倍政権の安定が続きそうだ。