株と土地で儲かった2017年 土地の所得は8年連続増の4.7兆円 株は37%増の3.5兆円

【2017年の土地の譲渡所得】

株と土地で儲かった2017年 土地の所得は8年連続増の4兆7500億円 国税庁発表

2017年は土地と株で儲けた人が多く、税収の拡大にも寄与した。

国税庁は5月25日、2017年分の所得税などの確定申告の状況を発表した。

土地の譲渡所得は8年連続で増加、前年比7%増の4兆7557億円だった。

土地の譲渡所得は2008年のリーマン・ショック(世界規模の金融危機)以降の2009年を底に一貫して拡大している。

不動産経済研究所によると2017年度の首都圏で分譲されたマンションの平均価格は5921万円でバブル期の1990年度の6214万円に次ぐ水準。

日銀の金融緩和による低金利、都心の人口集中などで首都圏の地価上昇が続き、個人が土地の売買で稼いできた構図が鮮明だ。




株の譲渡所得は37%増の3兆5700億円 日経平均株価は19%上昇

【2017年の株の譲渡所得】

株の譲渡所得は前年比37%増の3兆5732億円だった。

この期間の日経平均株価は2016年12月末の終値1万9114円から2017年12月末は2万2764円と19%上昇。

株高を背景にして利益を稼いだ投資家が多い。

2017年は異例の急上昇を見せた仮想通貨が投資家の話題の中心だった。

確定申告の状況を見ると株でも土地でも仮想通貨でも、2017年はリスクをとって投資した個人が儲かった1年だった。

・この記事の関連リンク

国税庁:平成29年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について
不動産研究所:首都圏マンション市場動向






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