日米の主要企業、決算の特徴まとめ 2018年4〜6月期

日米の主要企業、決算の特徴まとめ 2018年4〜6月期

日米の主要企業の2018年4〜6月期の決算発表が続いている。

成長減速が懸念されたフェイスブックは決算発表で株価は19%安、時価総額にして13兆円がなくなった。

日本では安川電機やファナックなどロボ関連の中国向け受注の減速が警戒感を広げている。

主要企業の決算の特徴をまとめ、更新する。




日米決算の結果と株価、内容 日程順

〜〜7月13日〜〜

【安川電機(2018年3〜5月期、決算期変更)】
業績:純利益は6割増の157億円
受注:1%減(7四半期ぶり減少)
内容:自動車や半導体向け産業用ロボット好調、半導体製造装置に搭載する部品の受注が伸び悩み
株価:4%安(日経0.4%高)、3営業日で9%安に

〜〜7月17日〜〜

【ゴールドマンサックス】
業績:純利益は40%増
内容:企業に助言の投資銀行部門が好調、機関投資家向けサービス部門の純収入はほぼ横ばい
株価:0.2%高(ダウ0.2%高)

〜〜7月18日〜〜

【アルコア】
業績:売上高は25%増、純利益は横ばい。特殊要因を除いた1株利益は2.5倍
見通し:2018年通期の利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)を35億~37億ドルから30億~32億ドルに引き下げ
内容:アルミの輸入関税やエネルギー価格の上昇で見通し引き下げ
株価:13%安(ダウ0.3%高)

〜〜7月19日〜〜

【台湾積体電路製造(TSMC)】
業績:純利益は9%増
見通し:設備投資額の予想レンジを15億ドル(約1690億円)引き下げ100億~105億ドルに
内容:実績では仮想通貨向けが好調、年の後半は失速の見込み
株価:6%高

【マイクロソフト(2018年6月期)】
業績:通期の売上高が14%増の1104億ドルで初の1000億ドル台、純利益は35%減
内容:企業向けのクラウドサービスが好調、純利益は大型減税の影響で減少
株価:2%高(ダウ0.5%安)

〜〜7月23日〜〜

【アルファベット(グーグル)】
業績:売上高は26%増、純利益は9%減、欧州委員会の制裁金の影響を除いた純利益は32%増
内容:ユーチューブなど広告事業が好調、制裁金50億7000万ドルを損失計上も強い
株価:4%高(ダウ0.1%安)

〜〜7月25日〜〜

【ファナック】
業績:売上高は9%増、純利益は10%増
見通し:純利益を20%減の1452億円と従来予想から75億円引き上げ
受注:14%減
内容:FA(工場自動化)機器は好調、受注はスマホの加工機械や数値制御(NC)装置、産業用ロボットなど総じて減少
株価:4%安(日経0.1%安)

【日立建機】
業績:売上高は14%増、純利益は64%増
内容:油圧ショベルが好調で最高益を更新
株価:3%安(日経0.1%安)

【フェイスブック】
業績:売上高は42%増、純利益は31%増
内容:現在の営業利益率44%は今後2年以上にわたって30%台半ばに落ち込む見込み、売りが膨らみ時価総額は13兆円減少
株価:19%安(ダウ0.7%高)

〜〜7月26日〜〜

【日産自動車】
業績:売上高は2%減、純利益は14%減
内容:販売台数が減少、円高や原材料高も重荷
株価:0.2%安(日経0.6%高)

【東京エレクトロン】
業績:売上高は25%増、純利益が35%増
内容:データセンター向け需要増で2期連続の最高益更新
株価:0.2%安(日経0.6%高)

【アマゾン】
業績:売上高は39%増、純利益は13倍
内容:クラウドや広告事業が好調で四半期ベースで最高益
株価:1%高(ダウ0.4%高)

【インテル】
業績:売上高が15%増、純利益は81%増
見通し:2018年12月期の売上高見通しを従来予想から3%増に引き上げ
内容:クラウドのデータセンター向けなど好調で最高益を更新して市場予想も上回る、下半期の利益率は下がる見込み
株価:9%安(ダウ0.3%安)

〜〜7月27日〜〜

【コマツ】
業績:売上高は15%増、純利益は73%増
内容:建設機械や産業機械が好調で最高益を更新
株価:2.7%安(日経0.7%安)

【日立】
業績:売上高は4%増で営業利益は12%増、純利益は40%増
内容:IoTの需要拡大で情報・通信部門が好調、売上高と営業利益は2年連続で過去最高
株価:0.9%安(日経0.7%安)

【ツイッター】
業績:売上高は24%増、最終損益は1億ドルの黒字(前年同期は1億1600万ドルの赤字)
内容:業績は好調も不正アカウントの閉鎖で月間利用者数は3億3500万人と直前四半期から約100万人減少
株価:21%安(ダウ0.3%安)

【発表】
・米GDP2018年4〜6月期
年率換算で前期比4.1%増で市場予想と一致、伸び率は2014年7〜9月期以来の大きさ




〜〜7月30日〜〜

【キャタピラー】
業績:売上高は24%増、調整後1株利益は2倍
見通し:通期の調整後1株利益の見通しを従来の10.25〜11.25ドルから11.00〜12.00ドルに引き上げ
受注:受注残は177億ドルで前四半期から2億ドル拡大
内容:中国での建設関連は好調が持続、関税により下半期の原材料コストは上がる
株価:2%安(ダウ0.6%安)

〜〜7月31日〜〜

【発表】
日銀の金融政策の決定会合

【ソニー】
業績:売上高及が5%増、営業利益が24%増、純利益が2.8倍
見通し:2019年3月期の通期の純利益見通しを2%減の4800億円から2%増の5000億円に引き上げ
内容:PS4などゲーム、半導体事業が好調
株価:5%高(日経0.9%高)

【村田製作所】
業績:純利益は18%増
内容:積層セラミックコンデンサーが絶好調
株価:1%安(日経0.9%高)

【パナソニック】
業績:売上高は8%増、営業利益は19%増、純利益は18%増
内容:BtoB向け好調もアジアの家電、北米の車載電池工場は苦戦、不動産の売却益で補う
株価:2%安(日経0.9%高)

【アップル】
業績:売上高が17%増、純利益が32%増(どちらも過去最高)
内容:アイフォーンの販売台数は横ばいも値上げで利益率が向上
株価:ー

〜〜8月1日〜〜

【三菱UFJ】

【テスラ】

【発表】
米連邦公開市場委員会(FOMC)

〜〜8月2日〜〜

【三菱商事】

【新日鐵住金】

〜〜8月3日〜〜

【トヨタ】



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