実況速報、月旅行「#dearMoon」で記者会見 ZOZOTOWNの前澤友作社長の想い ほぼ全文
実況速報、月旅行「#dearMoon」で記者会見 ZOZOTOWNの前澤友作社長の想い ほぼ全文
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの前澤友作社長は10月9日、月旅行に関して日本外国特派員協会で会見を開いた。
前澤社長は月旅行について「インプットが仕事に役立つ」とメリットを強調、「ゾゾは短時間労働を徹底しているので経営と月旅行は両立できる」と説明した。
月旅行を決めたのは4、5年前で「世界は平和なほうがいいじゃん」というメッセージを世界に発信する大きなチャンスと捉えているという。
前澤社長は先月に宇宙開発を手がける「スペースX」のイーロン・マスクCEOと共に月旅行への計画を発表している。
ZOZOの前澤社長の月旅行に関する記者会見をリアルタイムで随時更新した。
目次
要旨、ゾゾ前澤社長の月旅行の記者会見
・インプットが仕事に役立つ、月旅行もプラスになると思っている
・ゾゾは短時間労働を徹底しているので経営と月旅行は両立できる
・月に連れて行くアーティストは分野も含めて決めていない、自分がその作品を好きかも大事
・なるべくワールドワイドにいろんな人を連れて行きたい
・月旅行を決めたのは4、5年前。「世界は平和なほうがいいじゃん」と自分のメッセージを世界に発信する大きなチャンスと捉えた
・ゾゾスーツで宇宙服を作るアイデアはイーロン・マスクにはぐらかされた
・月旅行で知名度があがってゾゾの海外展開に役立っている
・自分の子供は月旅行に連れていかない
・剛力彩芽は「月旅行に行きたい」と言っているが、今回は単なる旅行ではない
・剛力彩芽との交際はいたって順調
・球団経営に想いは持っており、動いてはいる
質疑応答、ゾゾ前澤社長の月旅行の記者会見
ーー会社経営と宇宙飛行士の訓練、アートコレクションなど多忙だが、どうやって時間を作っているのか
「ゾゾは短時間労働を推奨、6時間労働制を取り入れている。やり始めた瞬間に社員の働き方が変わった。無駄な資料・会議を止めるようになった。パフォーマンスがあがり6時間で帰る人が続出した。短時間労働で、あとは好きなことをやるということが徹底している」
「私自身、週3日か4日、それも6時間で帰っている。会社以外で過ごす時間を大切にしている。誰かと会う、旅行に行く、そのインプットが仕事に役立つと説明している。そして、月に行けばより良い仕事ができるんじゃないかと思っている」
ーー月旅行に批判も出ている、社会貢献すべきではと。インドネシアでも地震の被害が大きい
「世界各地で災害が起きていることに心を痛めている。その度に自分に何ができるのかと思う。日本、海外でも会社としても個人としてもやっている。ただ、国柄としてそういうことを明らかにするのが憚れる風潮はある。全てを公表していないので認知されていない部分もあると思う」
「どこまでやるのかは生涯の課題。自分のために使う部分、それはバランスの問題。正解はないだろうが、自分の中でバランスを見つけていきたい。趣味にしても、誰かを感動させたい、喜ばせたいというものが根元にある」
「寄付、義捐金はお金を出して終わってしまう。自分はもっと体を動かしてお手伝いしたいというのがある。逆だが、月に行って何かするというのは自分の得意分野。そっちが表に出やすいが、バランスを見てやっていきたい」
ーー宇宙を舞台にしたアートで世界を平和にするプロジェクト、アーティストたちの招待のポイントや、いつ頃から交渉するのか
「ミュージシャンだけでなく分野はまだ決めてない。夢が世界平和なのでそれにつながるような人を。自分がその作品を好きかも大事。現状は誰も決まっていない。声をかける活動は開始していない」
ーー前澤さんにとってアートはどんな意味を持っているか
「アートは言語を超えて向き合える。何語で話そうが何人だろうと、人と人を繋いでくれる」
ーー人種などセレクションのプロセスは、多様なアーティストが揃うと喧嘩など難しい問題も起きるのでは
「なるべくワールドワイドにいろんな人を連れて行きたい。アーティストなので突拍子もないことを言う人もいるだろう。ただ、それを仲良くさせていくのがホストキュレーターの自分の役目」
ーー尊敬する人物は
「両親を尊敬している。こんな厄介な息子を育ててくれてありがとうと。日々の発信を心配してくれている」
ーートレーニングは始まっているのか、宇宙は危険だが怖いと思っていることは 楽しみにしていることは
「トレーニングの内容はまだ一切決まっていない。イーロンマスクからそんなに過酷じゃないとは聞いている。危険などは言い始めたらキリがないので、アーティストも連れて行くという意味で安全面は入念に。スペースX社と慎重に話をしていく」
「楽しみなことは地球が本当に丸いと確認すること。今から想像するだけで涙が出るほど期待している」
ーー月旅行に自分の子供たちを連れて行く考えは
「子供は月に行けると思っていた。僕たちも行きたいと言われたが、まずパパが先に行って見てくるねと言った。今の子供たちが大人になれば、簡単に月に行ける時代がくるだろう」
ーー月と話題は違うのだが、球団経営をしたいと言った話の進捗状況は
「今日の時点では何も話はできないが、想いは持っている。動いてはいるので何か話ができる時がきたら」
ーーZOZOの海外展開について
「『バスキアの前澤』から『月の前澤』に変わって、知ってくれる人が増えた。これが会社の役にも立ち、前澤のやっているブランドだよと話せる。ゾゾスーツにも興味を持ってもらっている。良いスタートが切れている」
ーー前澤さんにとってツイッターは重要なツールか、リスクか チェックする人はいるか
「ツイッターはうまく使えば良いが、まずく使うとというのは痛感している。会社のツイートについては厳格なルールのもとに行っている。個人については時に失敗もある。感情的な時に失敗したと反省している」
「私がつぶやくことで時には求人募集が大量にきたり、うまく使えば良いツールだと思っている」
ーー株を売却してアートを購入している。月旅行に関して株を売却する予定は
「どれだけお金がかかるかは話せない。支払ったデポジットがいくらか、今後にどうするかも話せない」
ーーショッピングについて、まだまだ買っていくのか
「ものすごく拘っているものが好き。歴史や情熱だったり。そうすると高いものになってしまうが、私が欲しいのは裏にある情熱。そのインプットは仕事にも生きている。ゾゾスーツでも徹底したものづくりが生きている」
「キリなく素晴らしいものが世界に一杯ある。まだまだ欲しいものがある。もちろんお金、時間の制約はあるが。素晴らしい人の想い、こだわりを人に広げたい。若い人たちにこんな素晴らしいものを作っている人がいるんだよと。この人の手は血まみれになって作っているんだよと」
ーーイーロン・マスクについて
「彼を信頼できるきっかけは、社員の姿勢が素晴らしかった。みんなイーロン・マスクを信じていた。一経営者として素晴らしいと思った。月旅行で彼と繋がって、とても意味がある。尊敬している」
ーー交際している剛力彩芽さんについて、月旅行に行く可能性はあるのか
「アーティストもそうだが、僕以外の船員は一人も決まっていない。本人は当然、このプロジェクトを知っている、興味を持っている。ぶっちゃけ、私も行きたいと言っている」
「ただ、今回はアーティストたちを連れて行き、ホストとしての仕事がある。たんなる旅行ではない。彼女を船員たちが受け入れるならば可能性はあるが。交際状況は順調」
ーー世界平和の想いについて
「昔から平和が良いのになという想いはあった。中学の時にはパンクロックとか激しい音楽を聞いていた時代があった。見た目は激しい、ラウドなのに、みんなで一つでやっていこう、という言葉が多くて影響を受けた。その後にバンドをしたり会社経営をしたり」
「アメリカの同時多発テロで自分の考えが固まった。世界中を平和にしていこうと」
ーー人類の宇宙進出に対しての考え方は、ゾゾスーツのテクノロジーで宇宙服の開発は考えていないのか
「宇宙業界全体を盛り上げたい。日本のベンチャー企業の人に会う機会も増えてきた。どうか僕を上手く使って御社のビジネスを盛り上げてくれと言っている。宇宙に何があるのかわからない、人類にどんな役割があるのかも。未知の領域にチャレンジしていく、宇宙であれ深い海であれ、チャレンジする姿勢を見せることが誇りに思っている」
「イーロン・マスクにもゾゾスーツを喜んでもらえた。これで宇宙服作ってよと言ったが「グッドアイデア」ぐらいでかわされたが」
ーーショッピングで見せる職人への想いはどこからきているのか
「小さい頃は大工さんになりたいと思っていた。途中から漁師に変わったが、とにかく職人さんが大好き。DIYという言葉はあるが、自分たちで作れるものはなるべく作ろうと考えている。サーバー、プログラム、データーベースもやる、クラフトマンシップが大好き」
「僕が家を作っている、お金がかかっているのがニュースになる。実際にそう。いろんな人に頼んで、なかなか終わらない」
ーー英語の勉強はしているのか
「みなさんと同じで英語の勉強はスマホのアプリで練習している。話さないとできないんだなと。積極的に話す、ロスの会見も恥を忍んで自分でやった」
ーー月旅行は夢だったのか、知名度をあげる手段でもあるのか
「月に行くのを決めたのは4、5年前。自分のメッセージを世界に発信する大きなチャンスと捉えた。『世界は平和なほうがいいじゃん』と言いたいだけ。ライトに言っちゃうと思うけど、それを伝えたいだけ」
ーーFANGなど海外の大手プラットフォーマーが一人勝ちになっているが
「日本の方が得意なのは職人技。職人を応援することで日本の経済を盛り上げたい。ゾゾタウンは自分たちのものづくりをこの1年で始めた。職人の力を広めていきたい」
・この記事の関連リンク
記者会見:日本外国特派員協会 会見映像 オフィシャルサイトFCCJchannel