コインチェック2月21日、名前を使った詐欺「損失を補償する」などに注意喚起
【東京都渋谷区にあるコインチェックの本社が3階にある渋谷新南口ビル】
コインチェック2月21日、名前を使った詐欺「損失を補償する」などに注意喚起
コインチェックは2月21日、Coincheckサービスの名前を利用した詐欺に関する注意喚起を発表した。
コインチェックは1月26日に顧客資産の仮想通貨「NEM(ネム)」の時価580億円をハッキングにより不正流出、ほぼすべての営業活動を停止している。
コインチェックはネムの補償を現金460億円相当で行うと発表しているが、時期については明らかにしていない。
そのため、コインチェックの名前を騙って「損失を補償する」「稼げる」「銀行口座や仮想通貨の送付先アドレスを提示し、送金を促す」などの詐欺が横行しているという。
コインチェックはこれらの詐欺については「記載されているURLへのアクセスは絶対に行わない」などとコメントした。
コインチェックが事業を本当に継続できるのかという不信感は根強く、こうした不安心理を突いた詐欺には気をつける必要がある。
一方、事業継続を期待させる報道も出てきた。
産経新聞は2月20日に「コインチェック、事業継続へ資本提携検討 商社や金融機関など候補」と報じた。
コインチェックは金融庁に事業継続を認めてもらうために他社との資本提携を模索しているという。
コインチェックは事業を再開できるのか、他社からからの出資を受け入れるのか。
コインチェック利用者や仮想通貨投資家、コインチェックに出資する企業を探る株式投資家にとって目を離せない展開が続いている。