日産自動車、ゴーン会長が金商法違反容疑で逮捕か 報酬を過少に申告した疑い 内部通報で「重大な不正行為」

【カルロス・ゴーン氏の過去5年間の報酬】


(注:上記は日産自動車のみ)

日産自動車、ゴーン会長が金商法違反容疑で逮捕か 報酬を過少に申告した疑い 内部通報で「重大な不正行為」

国内だけでなく世界の自動車業界に激震が走った。

朝日新聞は11月19日の17時11分、「号外:日産自動車のゴーン会長を金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部が逮捕へ」と報じた。

自らの報酬を過少に申告した疑い(有価証券報告書の虚偽記載)があるとして、東京地検特捜部がカルロス・ゴーン氏を任意同行したという。

各社の報道によると過少申告額は億単位と大規模だ。

その後、日産自動車は19時に公式リリースを発表。

内部通報を受けて数ヶ月にわたり内部調査、報酬減額の記載や会社の資金を私的に支出するなど重大な不正行為があったと発表した。

有価証券報告書によると、日産自動車からカルロス・ゴーン氏への役員報酬は2018年3月期で7億3500万円。

カルロス・ゴーン氏は同時期では他にも三菱自動車から2億2700万円、フランスのルノーから740万ユーロ(約9億5000万円)の報酬を受け取っている。

2015年3月期には日産自動車からの役員報酬は10億円の大台を突破、毎年に10億円規模の報酬を受け取っている。

報道を受けて私設取引システム(PTS)では日産自動車株に売りが膨らみ、19日終値1005.5円から6.4%安の941.3円まで下落する場面があった。

・この記事の関連リンク

朝日新聞:日産のカルロス・ゴーン会長逮捕へ 報酬を過少申告容疑
日産自動車:当社代表取締役会長らによる重大な不正行為について






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