仮想通貨に保障の制度 三菱UFJ信託がビットコイン向けで 日経報道
【12月25日のビットコインのチャート、コインチェックより】
仮想通貨に保障の制度 三菱UFJ信託がビットコイン向けで 日経報道
仮想通貨の取引の安全を保障する制度が始まりそうだ。
日経新聞は12月25日21時、「インターネットでやり取りする仮想通貨を年金や不動産と同じように「信託」する仕組みが動き出す」と報じた。
(仮想通貨、取引所破産に備え信託で全額保全へ)
三菱UFJ信託銀行が仮想通貨を「信託」する世界初の手法を開発し2017年12月に特許を出願、金融庁の許可が降りれば2018年4月にもサービスを始めるという。
投資家が仮想通貨の取引所に売買を注文、三菱UFJ信託銀行はその取引を記録して取引所の経営破綻の場合などに備える。
12月25日22時時点で三菱UFJ信託からこの案件についてのニュースリリースは出ていない。
どうなる、三菱UFJ信託のビットコイン信託制度
「三菱UFJ信託銀行がビットコインの売買で、取引所の破産に備えた保障を始めるみたいですね」
「12月25日の22時時点では公式発表はないが、日経報道ベースでは仮想通貨の取引所が破産した場合に、ビットコインの保障をするサービスを始めるように見える。もっとも、あくまでビットコインの保障をするだけで、ビットコインの価格が急落した場合の保障ではないようだ」
「どんな人が利用するサービスになるんでしょう」
「取引所の破産や、取引所の不正が怖い人たちが入る保険のようなサービスじゃないかな。報道ベースではビットコイン向けに始めるようだ。仮想通貨の取引は怖いけど価格の乱高下に触れてみたい、高齢者を想定しているように見える」
「1日で2割、3割の変動があるギャンブルのような仮想通貨市場に参入する人たちが使うのかしら」
「仮想通貨の取引でもっとも危険なのは投資対象の価格変動ではなく、取引所の破綻や不正という声は多い。手数料のようなものを払って三菱UFJ信託銀行という超大手のお墨付きがあるならば、仮想通貨の市場で投機を楽しむという層もいるかもしれないね」
「日経報道の後にビットコインはコインチェックで164万円から168万円まで上がる場面がありましたね。報道に期待した買いも入ったのかしら」
「保有するビットコインを信託するってのもよくわからん仕組みやなあ。2018年4月からサービス始める気なら、正式発表もすぐ出てくるんやろうか」