仮想通貨取引所コインチェック、580億円のネム不正流出問題 経緯と流れのまとめ一覧
仮想通貨取引所コインチェックが大混乱 580億円のネム(NEM)不正流出、460億円を補償へ
国内大手の仮想通貨取引所コインチェック(Coincheck=CC)で大混乱が起きている。
コインチェックは1月26日の昼ごろ、取り扱っている仮想通貨ネム(NEM)について「入金について制限をさせていただいております」と発表した。
その後、ネムの取り扱いについては「売買についても一時停止」「出金についても一時停止」、さらには「JPY(日本円)を含め、取り扱い通貨全ての出金を一時停止」と相次いで対処を発表した。
コインチェックは1月26日深夜、5億2300万XEM(580億円)がハッキングで不正流出したと発表した。
仮想通貨市場では2014年に経営破綻した仮想通貨取引所のマウントゴックス事件を超える事件となった。
コインチェックの発表と流れを随時更新してまとめる。
コインチェック騒動、1月26日からの動きと価格の推移(更新中)
1月26日(全て日本時間)
・12時ごろ
(ビットコイン:127万円、ネム:103円)
コインチェック:「現在、NEMの入金について制限をさせていただいております。入金を行いました場合、残高に反映がされません」
・12時30分ごろ
(ビットコイン:126万円、ネム:103円)
コインチェック「NEMの売買についても一時停止をしております」
・12時50分ごろ
(ビットコイン:126万円、ネム:103円)
コインチェック「NEMの出金についても一時停止をしております」
・16時33分
(ビットコイン:119万円、ネム:96円)
コインチェック「現在、JPYを含め、取り扱い通貨全ての出金を一時停止しております」
・17時23分
(ビットコイン:111万円、ネム:87円)
コインチェック「現在、BTC以外(オルトコイン)の売買を一時停止しております」
・18時50分
(ビットコイン:112万円、ネム:87円)
コインチェック「現在、クレジットカード、ペイジー、コンビニ入金による入金が一時停止しております」
・20時30分
(ビットコイン:112万円、ネム:89円)
ネム財団の代表理事「コインチェックがハッキングされたのは残念だ」
・1月26日深夜のコインチェックの会見全文
1月27日
・17時
コインチェックがビットコインの決済サービス「Coincheck payment」を停止
・深夜
総額5億2300万XEM、約26万人のNEMの保有者全員に日本円でコインチェックウォレットに返金(460億円)
(リリース:リンク)
1月29日
・昼
金融庁がコインチェックに業務改善命令
1月30日
・23時
コインチェック、出金停止問題について「数日中にも見通し」「当社が自主的に行っている措置」
2月2日
・8時
金融庁が急遽に立ち入り検査を実施、2月13日の業務改善命令の期限前は異例中の異例
2月3日
・12時
コインチェック、日本円「金融機関の口座に保全」仮想通貨はコールドウォレットに退避と発表