ライザップ、カリスマ経営者を代表取締役に 「株価を動かす男」カルビー松本会長

【ライザップグループは幅広い業種に参入している】

ライザップ、カリスマ経営者を代表取締役に 現カルビーの松本晃会長 400億円の資金調達

フィットネスクラブ運営などのRIZAPグループ(ライザップ)がカリスマ経営者を招聘する。

ライザップは5月28日、現カルビー会長の松本晃氏を代表取締役COO(最高経営責任者)にすると発表した。

ライザップの現代表取締役社長の瀬戸健氏は代表取締役社長兼CEO(最高執行責任者)になる。

人事は6月24日の株主総会で正式に決定する。

ライザップは同日、新株発行などにより約400億円を市場から調達(希薄化率は9%)すると公表した。

「結果にコミット」のダイエットで有名になったライザップは、稼いできた収益で事業を多角化、フリーペーパーからサッカーのJリーグまで幅広い業種に参入している。

松本氏はカルビーで8期連続の増収増益を果たし働き方改革など新しい経営手法を導入、プロの投資家からも評価が高い。




カリスマ経営者、松本晃氏 退任発表で株価下落を招くほどの市場の信頼

【ライザップは市場から約400億円を調達、経営面で新たなステージに入る】

松本晃氏は現在、カルビーの代表取締役会長兼CEOだが6月20日の株主総会をもって退任する。

会社が3月27日に松本氏は役員を退任すると発表すると、カルビーの株価は当日の高値から8%安まで一気に下落した。

松本会長は社内会議や資料作成などの無駄を排除してコスト管理を徹底、問題を報告したら褒めるようにする風土づくりなど改革を進めて利益率の大幅な改善という成果を出した。

一方、ライザップは足元で急激に事業を拡大しており、ハイリスク・ハイリターンの構造になっている。

今回発表した新株発行による400億円の資金の使い道は231億円が事業への成長投資、61億円がシステムや物流への投資、102億円を借入金の返済だ。

カリスマ経営者のライザップの参入は、高いリスクを抑えながら成長を目指す挑戦への安心感につながりそうだ。

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