上場企業が秋元康氏と提携して新株予約権も付与 KeyHolder(キーホルダー、4712)
上場企業が秋元康氏と提携して新株予約権も付与 KeyHolder(キーホルダー、4712)
上場企業が作詞家の秋元康氏に金銭的なインセンティブを付与して提携する。
アミューズメント施設運営などのKeyHolder(キーホルダー、証券コード4712)は6月18日、秋元康氏らと合弁会社を設立し、同時に新株予約権を付与すると発表した。
キーホルダーが提供しているライブ・イベント向けの施設「KeyStudio」で秋元康氏らのタレントのプロデュース力を生かす。
秋元康氏はキーホルダーの特別顧問にも就任する。
キーホルダーは秋元康氏ら個人3人(秋元伸介氏、赤塚善洋氏)に第三者割り当てとして新株予約権を付与。
新株予約権の行使条件は以下の通り。
(参考:2018年6月18日時点のキーホルダー株の終値は134円)
割当日:2018年7月24日
潜在株式数:3202万9400株(6月18日時点の発行済株式総数の23%)
行使価額:125円
権利行使可能期間:2018年7月24日〜2028年7月23日
・行使条件
30%:連続する5取引日の終値が行使価額の120%(150円)
30%:終値が200円超
40%:終値が260円超
新株予約権付与の目的、秋元康氏に高いモチベーション
キーホルダーは映像や音楽ソフト、アーティストの育成、ライブ・エンターテインメント施設の企画・開設などの事業拡大に秋元康氏のノウハウを生かす。
キーホルダーは秋元康氏に新株予約権を付与した目的について「当社との結束力をさらに高め、秋元康氏の一層の意欲及び士気を向上させ、当社の企業価値向上に対するインセンティブを付与する」と説明した。
新株予約権を100%行使するためにはキーホルダーの株価が260円超になる必要があるため、秋元康氏らは株価上昇に対して意欲を持つ仕組みだ。
これまで秋元康氏はAKB48や乃木坂46、欅坂46などの総合プロデュースに関わり21世紀のアイドルグループの潮流を作った。
キーホルダーは同日、ライブ動画ストリーミングプラットフォーム「SHOWROOM(ショールーム)」と業務提携したと発表した。
「SHOWROOM(ショールーム)」ではAKB48グループ所属のアイドルなどが活発に動画を配信している。
株式市場、翌日のキーホルダーの株価はストップ高の37%上昇
発表を受けて、翌日のキーホルダー株に買いが殺到して株価はストップ高の前日比37%高の184円まで上昇する場面があった。
秋元康氏との提携が業績に大きく貢献するとの期待が集まった。
キーホルダーの大株主のJトラスト(8508)は小動きで始まった。
・この記事の関連リンク
キーホルダー:第三者割当により発行される新株予約権の募集に関するお知らせ
キーホルダー:合弁会社設立に関するお知らせ
キーホルダー:連結子会社(株式会社KeyStudio)によるSHOWROOM株式会社との業務提携に関する基本合意書締結のお知らせ