ひふみ投信のレオス、12月25日の新規上場は延期 時価総額250億円、資金吸収額70億円規模
【レオス・キャピタルワークスは運用する資産が急拡大してきた】
ひふみ投信のレオス、12月25日の新規上場は延期 時価総額250億円、資金吸収額70億円規模
個人投資家に人気の「ひふみ投信」などを運用するレオス・キャピタルワークスが株式市場に新規上場(IPO)する予定だった。
東証は11月19日、レオスの新規上場を承認した。
上場日は12月25日、ブックビルディング期間は12月6〜12日。
有価証券届出書の想定価格2010円をもとにすると時価総額は254億円となる。
市場からの資金吸収額は73億円前後の見込みで主幹事はみずほ証券。
上場時発行済株式総数は1264万株でそのうち公募63万株(5%)、売り出し300万株(24%)。
公募により調達する資金11億円はシステム投資に5億円、運転資金に6億円をあてる。
投資家は投資信託としての「ひふみ投信」、上場企業としてのレオス株のどちらを買うかの選択ができるようになる。
レオスは12月20日、上場の申請を取り消した。
IPO、レオス・キャピタルワークス 2018年3月期の売上高は38億円、純利益は9億円
【レオスの経営指標】
【レオスの2018年3月期の業績】
売上高:38億円(前期は12億円)
経常利益:11億円(前期は4300万円)
純利益:9億円(前期は1億円)
レオスは藤野英人社長が2003年に設立。
投資信託や企業年金などの資産運用業を行い、2008年に運用・販売を開始した「ひふみ投信」が人気になった。
「ひふみ投信」「ひふみプラス」は「リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2016」で最優秀ファンド賞を受賞。
株式市場ではひふみ投信に組み入れられた銘柄が人気化する現象も起きた。
一方、2018年に入り日本株は乱高下しながら軟調に推移しており、「ひふみ投信」も苦戦している場面が目立つ。
・この記事の関連リンク
レオス・キャピタルワークス:有価証券届出書
レオス・キャピタルワークス:会社概要