実況速報、TOKIO4人の記者会見 山口達也の強制わいせつで ほぼ全文
実況速報、山口達也さんの記者会見 強制わいせつ容疑で ほぼ全文
ジャニーズ事務所のアイドルグループ「TOKIO」の山口達也は強制わいせつ容疑で書類送検されるも、起訴猶予処分となった。
山口達也は今年2月に自宅マンションで女子高生に無理やりキスをするなどしたという。
山口達也は4月26日に緊急会見を開いて被害者に対して謝罪、無期限の活動停止を発表した。
事件を受けて、TOKIOの残りのメンバーの城島茂氏、国分太一氏、松岡昌宏氏、長瀬智也氏の4人が記者会見を5月2日の14時から開いた。
5月2日の会見内容をリアルタイムで更新、ほぼ全文を記載した。
目次
会見要旨
事件発覚後の4月30日に初めて5人が揃い、山口達也がリーダーに辞表を渡した。
辞表はリーダーが預かっている状態。
今後、TOKIOをどうするか、山口をどうするかの処遇は決めていない。
まずはTOKIOとして謝罪するのが先だと考えての会見。
今持っている各自の仕事は全うする、その上で視聴者に判断してもらう。
25周年に向けてアルバム制作してきたが、音楽活動はいったん白紙に。
山口の発言は甘え、その根元にTOKIOがあるのであれば1日も早く解散(松岡)。
たとえ辞表を受け取っても山口の今後を見守っていく責任がある(国分)。
冒頭説明 城島茂氏、国分太一氏、松岡昌宏氏、長瀬智也氏
・城島茂
今回、TOKIOのメンバー山口達也が犯した事件で被害にあわれた方、ご家族のみなさんにTOKIOとして深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
私たち、TOKIOを普段から支えてくださっているファン、スポンサー、関係者に多大な迷惑をおかけしました。
今回の山口の件については、私たちメンバー全員、深く受け止めています。
これまでに事件発覚後、時間がありましたが一刻も早くTOKIOとして謝罪と、自分たちの思いを発表しなければと。
事件発覚後に全員集まったのが30日月曜日の夜、5人でいろいろと話し合った。
山口達也から出た言葉がTOKIOを止めます。
決意を固めていたようで、途中でカバンの中から退職願、辞表を取り出した。
それをリーダーの私に託してきた。
本人も憔悴しているなかで色んな思いを抱えて集まったが、そこでどうすべきか、山口の処遇を含めてどうすべきか。
5人でやってきた場面もあった。
正直、なかなか山口の憔悴しきった姿を見て、長年一緒にやってきて、すぐに辞めてくれとは言えない自分もあった。
ただ、TOKIOとしてやっていかなければいけない責任がある。
芸能活動、音楽活動、山口をどうすべきか、その時に決断できなかったのは事実。
まずは全員で謝罪するのが自分たちの責任だと感じた。
一人はみんなのため、みんなは一人のためと思って頑張ってきた。
30年、一緒にやってきたメンバーもいる。
山口はこれを見ていると思います。
どんな時でもTOKIOのリーダーとなって矢面にたって、みなさんの質問に答えて謝罪して、これからどうするか答えは出ていませんが、きちっとやっていくしかない。
これがリーダー甘い、メンバー甘い、色んな声があると思っています。
それも含めて受け止めていきたいと思います。
本当にこの度は申し訳ございません。
・松岡昌宏
山口の件で被害を受けた方、ご家族の方、TOKIOを支えてくださった関係者の方々。
ずっとTOKIOを応援してくださったファンの方々、本当に今、申し訳なく、情けない気持ちでいっぱいです。
山口の会見で「自分の席があるなら帰りたい」という発言を目にした時、彼の甘ったれた意見はいったいどこから生まれるのかと正直、思った。
おそらくあの時の彼は、自分が崖っぷちではなく、崖の下に落ちているのに気づいていなかったと思います。
そういう色んな甘えの根元はなんだろうとずっと考えていた。
TOKIOに帰りたい、帰る場所がある。
そんな気持ちがあり、甘える根元が僕らTOKIOだったとしたら、これは自分の意見ですが、そんなTOKIOは1日でも早く無くしたほうがいい。
僕がテレビを見ていたらそう視聴者として思った。
ありがたいことに番組継続という声をもらった時に、僕ら4人ができることはなんなのか。
それをしっかり果たすことがプロなのではないか、その狭間で戦っています。
辞めるのは簡単だと思っています。
ただ、与えられたことをやるのがプロだと思っています。
自分で考えはまとまっていないが、なんでも答えるので何でも聞いてください。
・長瀬智也
TOKIOのメンバーの山口達也が皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
被害にあわれた方、ご家族の方々、僕らでも想像ができないような辛い気持ちをさせてしまい、大変、申し訳なく思っています。
関係者各位の皆様、スポンサーの皆様、各テレビ局の関係者、スタッフの方々。
差し替え作業であったり、再編集作業、多大なるご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
ずっと待ってくれているファンの方、こういう形でカメラの前に立つことをお許しください。
自分がことを知ったのは、他のメンバーと同じタイミングで知りました。
正直、ショックという気持ちが強かった。
彼の会見もしっかりと拝見しました。
お酒のせいにしてしまったり、また、ここに戻ってきたいという発言も、彼の甘さが滲み出ていたような気がします。
大人として一人の男として、けして許されることではありません。
被害者の方に純粋な気持ちがあったと思うと、胸が苦しいです。
なので被害者の方を責めたり、特定するような人がでないことを心から願っています。
そして僕らもこの件にちゃんと向き合って、被害者の方にも向き合って。
個人の仕事もあります。
今はいただいているお仕事を一所懸命やらして頂きながら、今後の自分たちを考えていこうと思っている所存です。
・国分太一
本当に申し訳ございませんでした。
TOKIOを信じ仕事をしてくださった人、自分たちを信じ一緒に走ってくれたファンの方、悲しい思いをさせてしまい本当にに申し訳ございませんでした。
正直、ここ数日、複雑です。
今も複雑な状況でしゃべっています。
朝起きて、ここ数日、自分の番組で必ず山口の記者会見を何度も見ます。
悔しい思い、寂しい思い。
山口の「もし、自分の帰る場所があれば」というあの言葉。
どう聞けばいいのかわからない。
自分の心の片隅で、手を差し伸べてしまいそうになることもあります。
それはいけないとわかっていますが、毎日、こういった感情が交互に現れます。
山口が辞表を出した時、なにが起きたかわからなかった。
普通は、この辞表を認めるべきだと思います。
ただ、自分たちもまだ冷静ではありません。
山口自身も憔悴しきった状態。
もし、辞表を受理したとしても、僕は山口を見捨てることはできません。
彼がこれから、被害者の方とどう向き合っていくのか、彼自身が自分とどう向き合っていくのか。
それをしっかりと見続けなければいけないと思っています。
本当に申し訳ございませんでした。
会見内容
ーー5人で会った時の詳細を
城島「30日の夜7時ちょっと、メンバーの調整がついた。それで5人だけで話そうと。事件発覚後5人で集まっていなかったので。山口が会えないのは当然に、4人でも集まれていなかった」
「2時間弱ぐらい、ことの経緯と謝罪、僕たちも聞いていない部分が多かった。謝罪会見は見ていたが、おおむねその経緯だったが。その中でどうしようか、ハラ割って話そうとなった」
「本人は記者会見でも泣いていたが、その涙が枯れ果てて憔悴しきった状態で来ていた。自分で思っていることはたくさんあるでしょうが、土下座して謝罪してきたが、カバンから一通の封筒を出してきた」
「TOKIOを辞めます、責任をとってと。退職願と書いてありました。どう責任とるのか、解散か解雇か、無期限活動停止か。男として筋を通すべきじゃないのか」
「謝罪の中で一通の封筒が出てきたので、メンバー全員は声が出せなかったのは確か。どういう結果、答えはその日は出せなかった。辞表がでてきて、答えが出てこなくて。いまできることはなんだろうと」
「まず謝罪じゃないか。それがみんなの答え」
ーー辞表は預かっている状態か
城島「私が預かっております」
ーー松岡さんは山口さんに辞めるべきと言ったのか
松岡「もちろん言いました。本人は辞めさせてくれ、と言いました。本来そうだね、と言わなければいけないんでしょうけど。30年間一緒にいて、そんな男の姿を見たのは初めてだったので。僕らが言う前に辞表を用意したということで、自分が言っていたことは伝わっているんだと思った。それがケジメだと思った。ことがことなので」
「TOKIOは良くも悪くも、皆さんに信頼してもらう部分もあった。あの男のキャラもあると思います。僕らもショックですけど。申し訳ないけど、リーダー持っててくれ、という状態です」
ーーどんな声をかけたのか
城島「彼の会見を僕たちはテレビを見ていた。30日は向こうから何を言ってくるか、と思っていた。まず謝罪があって経緯。何の言葉をかけるというよりも、自分の番組で第一報を言わなければいけない。他のメンバーは仕事でもちろん何も知らない。何を言っていいのか、私自身は言葉が出ない中で途中まで話を聞いていました」
「あまり覚えていないが、実際どうする、これからどうする、しか考えていなかったのは事実」
松岡「メンバーが最初に言ったのは、まず僕らじゃない。まず被害者の方。TOKIOのことなんか二の次、三の次で考えてくれと。正直、あなたは病気ですと。自分の立場を考えてくれと。酒が悪いんじゃない。悪いのは彼。その甘さと考えを改めてもらわない限り、その考えを変えなければいけない」
「彼の謹慎活動はそれが全て終わってから始まる。じゃなければ僕らはそれを受け入れられない」
長瀬「彼の出した辞表を見た時、もう23年以上、一緒にやってきましたから。色んなことが頭をよぎりました。それから、彼が辞表をだしてくれと言ってきたので、今はリーダーが預かっている状況」
「信じていますし、信じてましたし。もちろん、裏切られてしまった気持ちはある。とにかく今は被害者の方にも、ご迷惑をおかけした皆さんのためにも、できることはまず、治療であったり、反省であったり、そういうことなんだと思う。そういう思いを伝えた」
国分「山口はかなり憔悴している表情でした。そんな中、松岡からも出ましたが、いま、山口がTOKIOの心配をするのではなく、どうやって自分と向き合っていくのか、それに徹してくれと」
「僕たち4人はできることをしっかりやって、山口は被害にあった方のこと、自分と向き合うことを忘れないでくれと伝えました」
ーー山口からどんな謝罪の言葉が、なぜこんなことになったかの説明は
城島「具体的に本当に迷惑をかけた、と。申し訳ないと。各スタッフ、テレビ局関係者、色んな人に迷惑をかけたと、謝っても謝りきれないと言っていた。今回の事件の要因、いろいろと言われていますが、お酒のせいではなく、お酒が悪いわけでなく、彼自身のせいだと。彼自身が引き起こしたのが一番だと思っています」
「彼の人間の弱さ、甘さ。不起訴にはなったが罪が消えることはない。そういう結果はでたが、皆さんの記憶にはずっと残ることだと思っています。引き起こした要因が私たちTOKIOのメンバーの甘さがあったのではないかと思っています」
ーーなぜ起きたのかという説明はあったのか、先輩の東山さんはお酒で注意していたと言っていたが
城島「現場で酒の匂いがする、二日酔いで調子悪そうだなというのはあった。円滑にロケが進まない時もあった。それでも大人なので、ちゃんとしろとあえて言わない時もあった。注意した時もあった。仕事の時は今日はごめんな、という時もあった。でも、その時にもっと強く、もっと大人関係なしにぶつかりあって注意すべきだったと悔やむ部分があります」
松岡「彼が言っていたのは何度も同じことをしてしまうと、昔から。今まで、それで迷惑かけてきたこともある、そう自分で言っていました。そう言われると、また次もやるじゃないかとなってしまうので、それも含めて、じゃあどうしたら良いのかというのは申し訳ないけど僕らだけではわからない」
「各方面のプロに聞いて。正直、アルコール依存症だと思っていた。でもいろんな病院にいってもアルコール依存症というのは出ていない。診断の紙には依存症と書いていない。そうあった方がまだわかるのだけれど、そこを探っていかないといけないなと思っています」
ーーTOKIOとしての方向性は決まっていないということだが、どうするのがベストだとこの瞬間は思うか
城島「実際に自分たちで言えることじゃないな、というのが本音。自分たちが抱えている仕事、それは責任をもってやらなくてはいけない。プロとしての責任もあります。今後もどうなるのか、そこに関しては誠心誠意、信頼回復については自分たちがやっていくしかない。一所懸命やるしかないというのがメンバーの総意でもある」
松岡「プロとしてお仕事を継続させて頂いている以上は辞めてしまうことが無責任。あとは見ていただいて、ああやっぱTOKIOじゃないね、その声が出たら、その時に考えたい。4人なのか、なくすのか、改めて考えたいと思っています」
長瀬「本人も自分の甘さに気づいています。そして、信頼が欠けてしまったのも事実だと思います。これをまた、信用できるように、彼がやらなくてはいけないことを、しっかりやっていって欲しいと思う。メンバーみんな言っているが、ここの仕事もやらさせてもらっている。とりあえず今は、その仕事を一所懸命やる。それで、今後考えていこうかと思っている」
国分「こういった大きな事件があってTOKIOを継続するという仕事も決まりました。その分に関してはこの4人で前を向いていこうと思う。僕たちが出ている作品が視聴者、ファンの皆さんが評価すること。そこは僕たちが言う権利はない」
「山口に関して、僕自身が冷静じゃない。この4人でも意見が割れています。これだけ長く続けてきたからこそ、冷静になった時に判断しなければいけないと思う。辞表を受理するとしても、脱退したとしても、今まで頑張ってきた奴だと思っているので、どんな形でも彼が自分と向き合うこと、被害者との向きあっていくのを見る責任がある」
ーー隠蔽はあったのか
城島「ごまかしているようならメンバーはわかると思う。隠蔽をしたようには見えなかった」
ーーなぜメンバーに言わなかったのか
松岡「恥ずかしい話、それは私にとってもクエスチョン。それも甘さなのかな、どういう気持ちでテレビに出ていたのか。自分が逆の立場ならそのメンタルはない」
ーー松岡さんは解散と言ったのか
「そういう甘える形ならなくす方が良いとは言った。ただ、オブラートには包んだかもしれない。辞表を出した時には怒りました。会社に出せるのかと、それはズルいと言いました」
ーー山口さんは会見でTOKIOに戻りたいと言って、その後に辞表を出したという心境の変化があった
城島「本来、泣き言を言うタイプではない。男気があって、TOKIOの屋台骨があって、何かあれば山口くん山口くん、と言ってきた。23年以上、長瀬なんか小学生の時からです。あの会見で甘いことを言った彼を見て、さすがに信じられないと思いました。あんなことを言うタイプじゃないのにと」
「人格としてタレント山口達也はあるんでしょうが、事件で露呈したのが山口の弱さなんでしょう。リーダーとして長いこといますが、正直、そういう姿を見たことはないので」
「しかし、何かあった時はメンバーの励み。5人は家族、友人以上のもの。どこか助けを求める声が出てきたのかなと。ただそれは弱さなので罪には関係ない。自分の中で、こんなことあったら辞めると言わなきゃいけない、責任感の強い男なんでそう思っていたのだと思う。今、この会見を見ていると思いますが、そうだと信じていたいですし、信じています」
ーージャニー社長と話は
城島「電話を入れました。ことの経緯、留守電だったので手短にいれたが、折り返し10分後にかかってきた。とにかく心配しました、どうしたの、大丈夫なのかと。僕自身なにができるかわからないが、君達も50近い人間の集まりだから、大丈夫なの、と心配された。とにかく頑張ってくれ、会見頑張れよと励まされた感じでした」
ーー社長とグループ存続については
城島「山口が辞表を出したとは伝えました。なるほどということだった。その時に、4人でどうすればいいか、答えが出なかった部分がある。辞表は預かっています、答えを出すのを待ってくれないかと伝えた」
ーー以前、城島さんはメンバーが抜けるなら芸能界を辞めると話していたが
城島「リーダーの名において、TOKIOを消さないのが役目だとずっと言ってきました。メンバーもそれぞれ、何かあったらとは思っているでしょう。自戒の年をこめてそういう言葉を発してきた」
「まさかこういう状態になるとは思っていなかった。実際どうすべきか、リーダーとしての責任においてどうすべきか。正直もうしますと、頂いている仕事、グループとしての継続という話も頂きました。謹慎の山口をどうしていくか、わからないが、とにかくTOKIO頑張ってくれという声を頂いている」
「発言の責任もあるが、それもまたリーダーの責任だと思っているのも実情」
ーー福島の復興でどのように関わっていくのか
城島「TOKIOにとって、出身みんなバラバラですけど、心のふるさとである福島、福島の皆さんに対して、言葉がでないのが悔しい。なんてお詫びしていいのか。自分たちが福島でいろんな作業をさせて頂いて、大自然から学んで、生産者の方から教わって、裏切る結果になってしまったのが本当に申し訳ない」
「どうやっていくべきか、これまで以上にメンバーで頑張っていくしかないな。それが絞り出す答えです。這ってでも何してでも、頑張っていくしかないと思っています」
松岡「あれだけ大変な思いをした福島の皆さんに、僕らが応援させていくという形をとらしてもらった。感謝してもしきれないくらいお世話になりました。その方達に本当に申し訳ないと思っています。何を言っても綺麗事に聞こえてしまいます。まず、この4人でしっかり行動できることがあれば、これからも可能なことがあるのなら、僕らにやらしてくださいという気持ちです」
長瀬「こういうような形で裏切る形になってしまったことが、申し訳ない気持ちでいっぱい。こういう質問が生まれてしまうことに対しても申し訳ないと思っています。復興に対しても、今までと、気持ちは変わりませんが、そこに対しても、今後、僕らが考えていく義務があると思っています」
国分「タレントとしてでなく一人の男として福島の皆さんに成長させてもらった。公式で福島を応援できなくなっても、個人個人が応援するというのは忘れずに、これからも福島を応援したいと思っています。自分の番組でも福島の農家さんの声を聞いた。かなり厳しい声もあった。それでも福島の野菜は何も悪いことはしていない。それで風評が出てしまうのは申し訳ない。その野菜のためにも福島を応援したいと思います」
ーー退職願はTOKIOだけでなく事務所を辞めるのか
城島「事務所の退所です。こういうの書いたことないからわからないんだけど書いてきたと言ってきました」
ーーどうやって被害者と向き合っていくかの話はあったのか
国分「被害にあった人が山口を許すかわからない。あって謝罪したいと言っていたが、相手がそれを希望するかはわからないと言っていた」
ーージャニー社長がコメントをしてくれたことについては
松岡「自分たちを育ててくれた親ですから。親にそんなコメントをさせる情けない気持ちでいっぱいです」
城島「社長とは電話で話しました。怒られると思っていたが、逆に『どうなっているの、大丈夫なの』。そう言わせた自分が情けなく。久しぶりの社長の声を聞いたが、心配していたからかもしれないが弱々しいというか、時が流れたのを感じて。23年たってもまだ心配させているんだなと申し訳ない気持ちでいっぱい」
長瀬「こういう形でのコメントで申し訳ないなという気持ち。いろいろ思うこと考えることはある。苦しくもありがたく受け止めさせて頂いた」
ーー事件を知ってからこの一週間、どんなものだったのか
城島「正直、30日にメンバーが揃うまでは何がどうなっているのか。警察の結果が出るまで話せない部分もあるということで。山口の会見ぐらいしか情報がわからない。ワイドショーを見て、いろんな意見があって、ありがたい意見もあれば嬉しい叱咤激励、批判も聞いてきた。そんな一週間だったが、自分の番組で自分のグループを伝えなければいけないという。長い付き合いだから、彼の横顔を見るのが辛い一週間でした」
松岡「この一週間、被害にあわれた方と親御さんはどう思っていたかと。自分だったら絶対に許さないと思います。そう思いながらテレビを見て、こういう状態になっていると整理しながら、僕らを知ってくれている方のコメントが痛くて申し訳なくて」
「言いたくなくて仕方ない後輩たちもコメントしなくちゃならない。本当に情けない先輩たちだと、そんな一週間だった」
長瀬「事態を知って、そのまま次の現場に向かって、次の日に海外で仕事だったもんで、彼の会見を見てから空港に向かい、動向するスタッフに謝罪をさせて頂いた。現地で撮影しながら、いろんな報道を見させて頂きながら、色んな気持ちになりました」
「帰ってきてこういう事態になってから初めて5人であって、全て整理ができないまま、物事が進んで。その中で太一くんやリーダーが報道番組でコメントしているのを見ていた。隣にいれないことが苦しくなった。きっと4人バラバラだったけど、同じことを考えていたと思う」
国分「複雑な気持ちがたくさんでた一週間でした。毎日のように山口、自分たちの映像が出て。色んな方からアドバイスをもらったり、逃げ出したくなる時もありました。でも今、自分がやっている仕事は逃げてはいけないと思っている。これからも、自分の番組でこの報道が出ると思うが、それもひっくるめて、これが今のTOKIOなんだと思っています」
「忘れてはいけないのは被害者がいる、ご家族が普段の生活に戻れる、そこを考えていかなくてはいけない」
ーー音楽活動ができないのを長瀬さんが謝っていたが
長瀬「僕らは23年間、バンドでやってきた。やはり、一つの音がなくなってしまうのはそういうことなんだと思う。TOKIOの楽曲は、彼が演奏する音がないと、全く形にはならないので。今、そういう状況で、それからのことは4人でゆっくりと話しながらやっていこうと思っている」
国分「去年から25周年に向けて5人で話し合ってきた。最近はツアーもなく、ファンの皆さんも楽しみにしていたと思います。25周年に向けてアルバム制作やりましょうとあったが、今は全て白紙。音楽活動は忘れて向き合っていこうと思う」
城島「もともとTOKIOは1988年か9年ぐらいに私と山口が出会って、バンドやろうという部分があったので。下手くそが小さいスタジオとって、あーでもないこーでもないと言っていた時代があった。その頃はデビューもしていないし、仕事も何もない時代からやってきていた。音楽がベースにあるのは間違いない。バラエティで役者、いろんな仕事を貰えるようになった。今、白紙だと。正直、断腸の思い。ただ、被害者のかたにどう向き合っていくかが一番大事。TOKIOとしてやるべきことをやっていくしかない」
松岡「ファンの方はそこを気にしていたと思います。その声も届いていた。だからこそ、アルバム制作、25周年のライブを考えていた。喜んでもらおうと思って、いろいろと考えていました。本当に申し訳ないです」
ーー被害者の方もこの会見を見ているかもしれない、具体的にどう向き合っていくのか
城島「謝罪会見自体が、被害者の親御さんからそっとしておいてあげて欲しいと部分もあったので、葛藤はあった。でも、連帯責任も含めて、TOKIOとして謝罪すべきという面があったのをご了承ください」
「どうやって向き合っていくのか、謝罪を具体的にどうしていくのかを考えていかなければいけない。逆に迷惑になることもある。会見を開かせてください、そういう状況です。後手後手に回っているのは申し訳ない。自分たちでできることをしっかりやっていきたい。具体的な部分はこれから考えていきたい」
・4月26日の山口達也の記者会見のほぼ全文