メルカリ、6月19日に上場へ 5月14日にも上場承認 2年前の利益は30億円

【メルカリの2016年6月期の業績は好調だった】

メルカリ、6月19日に上場へ 5月19日にも上場承認 2年前の利益は30億円

フリーマーケットアプリのメルカリの新規上場(IPO)がついに公表されそうだ。

日経新聞は5月9日、メルカリの東証マザーズ上場について「6月19日に東証マザーズ市場に上場する」と報じた。

メルカリについては4月中旬、複数の報道機関が6月に上場する見込みで時価総額は2000億円超になりそうだと報じている。

メルカリが官報で公表した決算書では、2016年6月期の売上高が122億円、営業利益は32億円、純利益は30億円だった。

フリマアプリの市場はこの1年間でも拡大しているため、メルカリの直近の決算の注目度は高い。

経済産業省が4月25日に発表した電子商取引に関する市場調査では、2017年のフリマアプリの市場規模は前年比58%増の4835億円だった。

急拡大する市場を創り上げてきたメルカリにはさらなる成長期待も集まりそうだ。

・メルカリは5月14日に上場を正式発表




株式市場への影響 メルカリ関連銘柄、ユナイテッド(2497)は既に反応

メルカリのIPOはかつてない大人気が予想され、証券会社の抽選が当たるのは難しそうだ。

そんな時に株式市場で次に注目が行くのが関連銘柄。

メルカリは2017年7月22日に日経新聞が「メルカリ、東証に上場申請 時価総額1000億円超も」と2017年内にも上場する見込みと報道した経緯がある。

報道を受けた翌営業日にはメルカリに出資するユナイテッド(2497)の株価が大幅に上昇する場面があった。

メルカリの株価が大きく上昇すれば、ユナイテッドが持つメルカリ株の含み益が拡大するためだ。

GMOインターネット(9449)も子会社のGMOベンチャーパートナーズを通してメルカリに出資している。

注目度の高いメルカリの株価は上場直後に大きく荒れる可能性が高く、ユナイテッドやGMOインターネットの株価にも影響しそうだ。

伊藤忠や三井物産もメルカリに出資しているものの、自身の時価総額が大きいためメルカリの影響は軽微だろう。

・この記事の関連リンク

日経新聞:誤算続いたメルカリ 半年遅れの上場(日経ビジネス)
日経新聞:メルカリ、6月19日マザーズ上場へ 時価総額2000億円規模
経済産業省:電子商取引に関する市場調査の結果






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