企業決算まとめ、2016年10〜12月期 スケジュールと結果一覧

企業決算まとめ、2016年10〜12月期 スケジュールと結果一覧

日本企業の2016年4〜12月期の決算発表が始まった。

2016年10〜12月期は急激に円安が進行し輸出企業にとっては大きな恩恵になった。

昨秋までの円高進行で保守的な業績見通しの企業も多い。

業績見通しの上方修正を発表する企業がどこまで出てくるのかに注目が集まる。

2016年10〜12月期の決算の予定と記事内リンク

23日(月)
安川電機(6506)

24日(火)
日本電産(6594)

26日(木)
ファナック(6954)

27日(金)
信越化学(4063)
NTTドコモ(9437)

30日(月)
日立建機(6305)
JR東日本(9020)
JR東海(9022)
ヤマトHD(9064)
オリエンタルランド(4661)

31日(火)
川崎重工(7012)
JFEHD(5411)
コマツ(6301)
TDK(6762)
村田製作所(6981)
東京エレクトロン(8035)
任天堂(7974)

2月1日(水)
IHI(7013)
武田(4502)
日立(6501)
2日(木)
小野薬品(4528)
三菱電機(6503)
三菱重工(7011)
三菱商事(8058)
新日鉄住金(5401)
ソニー(6758)
マツダ(7261)
KDDI(9433)
パナソニック(6752)

3日(金)
伊藤忠(8001)
ヤフー(4689)
シャープ(6753)
ホンダ(7267)

6日(月)
スズキ(7269)
三菱地所(8802)
トヨタ(7203)

7日(火)
JX(5020)
明治HD(2269)

8日(水)
鹿島(1812)
三井物産(8031)
大成建設(1801)
DeNA(2432)
ルネサス(6723)
JDI(6740)
富士重工業(7270)
JR九州(9142)
ソフトバンクグループ(9984)

9日(木)
東レ(3402)
住友不動産(8830)
日産自動車(7201)

10日(金)
そーせい(4565)
三井不動産(8801)

13日(月)
リクルートHD(6098)

14日(火)
大林組(1802)
清水建設(1803)
東芝(6502)
サイバーダイン(7779)



日本企業の2016年4〜12月期決算の結果

ここから2016年4〜12月期の決算。

経常利益の記載がないのは国際会計基準(IFRS)や米国会計基準採用の企業。

鹿島の2016年4〜12月期決算

売上高:1%増の1兆2372億円
営業利益:71%増の1013億円
経常利益:61%増の1083億円
純利益:47%増の715億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:8%増の780

【簡単な決算解説】
都心の再開発案件を中心に好調、人件費上昇も落ち着き利益率が向上した。

三井物産の2016年4〜12月期決算

売上高:14%減の3兆1757億円
営業利益:31%増の3417億円
経常利益:―
純利益:71%増の2303億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、
純利益:2200億円→3000億円(前期は834億円の赤字)

【簡単な決算解説】
石炭、鉄鉱石の価格上昇で金属資源事業の採算が改善、業績見通しも上方修正。

大成建設の2016年4〜12月期決算

売上高:9%減の1兆190億円
営業利益:35%増の1043億円
経常利益:40%増の1096億円
純利益:41%増の766億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:1%減の760億円

【簡単な決算解説】
東京オリンピックに向け国内の建設市場が好調だった。

ディー・エヌ・エーの2016年4〜12月期決算

売上高:横ばいの1087億円
営業利益:27%増の186億円
経常利益:―
純利益:3.5倍の288億円

~2017年3月期の業績見通し~
・新規発表
純利益:2.5倍の284億円

【簡単な決算解説】
DeNAショッピングなどの事業売却で増益。
まとめサイト閉鎖によりのれんに関連して38億円の減損損失を計上した。

ルネサスの2016年4〜12月期決算

売上高:10%減の4710億円
営業利益:38%減の547億円
経常利益:45%減の499億円
純利益:42%減の441億円

~2017年1~3月期の業績見通し~
・新規発表、3か月ごと
純利益:85%増の190億円

【簡単な決算解説】
非注力製品の撤退を進めて産業機器向け半導体が落ち込んだ。
車載半導体やスマホ用液晶パネルが好調で2017年1~3月期の採算は改善する。

ジャパンディスプレイの2016年4〜12月期決算

売上高:21%減の6441億円
営業利益:56%減の104億円
経常利益:90億円の赤字(前年同期は98億円の黒字)
純利益:94億円の赤字(前年同期は44億円の黒字)

~2017年1~3月期の業績見通し~
・新規発表、3か月ごと
営業利益:125億円(前年同期は71億円の赤字)

【簡単な決算解説】
2016年10~12月期はスマホ向けの高精細液晶が好調、17年1~3月期も採算改善。

富士重の2016年4〜12月期決算

売上高:横ばいの2兆4278億円
営業利益:30%減の3067億円
経常利益:32%減の2917億円
純利益:39%減の2075億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:2780億円→2900億円

【簡単な決算解説】
自動車販売は過去最高となったものの、エアバッグの品質関連費用がかさんで減益。
通期での為替レートの見通しを1ドル=104円から108円に変えて上方修正。

JR九州の2016年4〜12月期決算

売上高:5%減の2636億円
営業利益:94%増の462億円
経常利益:476億円
純利益:32%減の338億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:382億円→407億円(前期は4330億円の赤字)

【簡単な決算解説】
政府の復興支援や訪日客が堅調で営業増益。
2016年4月の熊本地震での落ち込みが想定より回復して上方修正。

ソフトバンクの2016年4〜12月期決算

売上高:横ばいの6兆5814億円
営業利益:18%増の9496億円
経常利益:-
純利益:2倍の8574億円

~2017年3月期の業績見通し~
・非開示

【簡単な決算解説】
中国の電子商取引アリババ株の一部売却やフィンランドのゲーム会社スーパーセルの株式の全部売却で大幅増益。
米携帯子会社スプリントの契約者数が伸びて採算改善。

JXの2016年4〜12月期の決算

売上高:14%減の5兆7774億円
営業利益:1708億円(前年同期は792億円の赤字)
経常利益:1914億円(前年同期は529億円の赤字)
純利益:945億円(前年同期は1133億円の赤字)

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:1000億円→1500億円(前期は2785億円の赤字)

【簡単な決算解説】
原油価格の上昇で会計上の在庫に関する評価損益が改善、通期見通しも上方修正した。
在庫影響を除いた2017年3月期の経常利益の見通しは前期比27%減の1900億円。

明治HDの2016年4〜12月期の決算

明治HD
売上高:2%増の9340億円
営業利益:15%増の679億円
経常利益:8%増の673億円
純利益:10%減の462億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:525億円→10%減の565億円

【簡単な決算解説】
プロバイオティクスヨーグルトやチョコレートなどが好調で業績見通しを上方修正。
一方、2016年4月の薬価改訂で医薬品セグメントは苦戦。

スズキの2016年4〜12月期の決算

売上高:4%減の2兆2519億円
営業利益:14%増の1673億円
経常利益:11%増の1802億円
純利益:30%増の1333億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:24%増の1450億円

【簡単な決算解説】
インドの子会社マルチ・スズキの好調が続いて増益。国内の軽自動車販売は苦戦した。
通期見通しは為替の影響が不透明なために据え置き。

三菱地所の2016年4〜12月期の決算

売上高:16%増の8241億円
営業利益:24%増の1504億円
経常利益:25%増の1366億円
純利益:14%増の893億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、売上高は下方修正、利益は上方修正
純利益:900億円→14%増の950億円

【簡単な決算解説】
大手町フィナンシャルシティなどの収益が寄与してビル事業が好調だった。
海外での物件売却は堅調、コスト削減も進んで通期見通しは上方修正。

トヨタの2016年4〜12月期の決算

売上高:6%減の20兆1547億円
営業利益:33%減の1兆5554億円
経常利益:―
純利益:24%減の1兆4327億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:→27%減の1兆7000億円

【簡単な決算解説】
前年同期と比較しての円高で減益。国内外での自動車販売は好調。
通期の為替見通しを1ドル=103円から107円に円安方向に見直して通期見通しは上方修正。

伊藤忠の2016年4〜12月期の決算

売上高:8%減の3兆4710億円
営業利益:24%増の2008億円
経常利益:―
純利益:7%増の3003億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:46%増の3500億円

【簡単な決算解説】
石炭や鉄鉱石価格の上昇で金属事業の採算が改善、食料事業が好調だった。

ヤフーの2016年4〜12月期の決算

売上高:42%増の6309億円
営業利益:22%減の1521億円
経常利益:―
純利益:32%減の1047億円

~2017年3月期の業績見通し~
前期の調整後の営業利益1980億円を上回る見込み

【簡単な決算解説】
アスクルの連結子会社化で大幅な増収。
一方、前期にはアスクルの子会社化に伴うアスクル株の再測定益596億円がなくなり減益。

シャープの2016年4〜12月期の決算

売上高:23%減の1兆4912億円
営業利益:189億円(前年同期は290億円の赤字)
経常利益:152億円の赤字(前年同期は528億円の赤字)
純利益:411億円の赤字(前年同期は1083億円の赤字)

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:418億円の赤字→372億円の赤字

【簡単な決算解説】
テレビ向け大型液晶、スマホ向け中小型液晶、カメラ、携帯電話など家電販売が落ち込んだ。
コスト削減は進んで赤字は縮小した。

ホンダの2016年4〜12月期の決算

売上高:7%減の10兆2357億円
営業利益:24%増の7026億円
経常利益:―
純利益:19%増の5206億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:4150億円→58%増の5450億円

【簡単な決算解説】
二輪事業では高価格帯の販売で苦戦したものの、四輪事業ではコストダウンや高価格帯の販売が伸びて増益、業績見通しの上方修正。

小野薬品の2016年4〜12月期決算

売上高:68%増の1888億円
営業利益:2.4倍の533億円
経常利益:―
純利益:2.2倍の424億円億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:420億円→2倍の523億円

【簡単な決算解説】
抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」が切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんへの使用が拡大して好調だった。

三菱電機の2016年4〜12月期決算

売上高:5%減の2兆9471億円
営業利益:15%減の1755億円
経常利益:―
純利益:11%減の1353億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:1850億円→83%増の1900億円

【簡単な決算解説】
産業メカトロニクス事業は太陽光発電の投資減少、国内自動車の低迷で苦戦した。パワー半導体の落ち込みも響いた。
2017年1~3月期の為替見通しを1ドル=100円から110円に見直して通期見通しを上方修正。

三菱重工の2016年4〜12月期決算

売上高:5%減の2兆6942億円
営業利益:63%減の684億円
経常利益:71%減の509億円
純利益:112億円の赤字(前年同期は533億円の黒字)

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:57%増の1000億円

【簡単な決算解説】
大型の客船事業での苦戦が続いた。

三菱商事の2016年4〜12月期決算

売上高:13%減の4兆6890億円
営業利益:―
経常利益:―
純利益:55%増の3715億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:3300億円→4400億円(前期は1493億円の赤字)

【簡単な決算解説】
原料炭を中心に資源価格が上昇、豪州石炭事業の生産コスト改善が寄与して大幅に採算改善。

新日鉄住金の2016年4〜12月期決算

売上高:10%減の3兆3320億円
営業利益:58%減の621億円
経常利益:41%減の1085億円
純利益:61%減の594億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:600億円→45%減の800億円

【簡単な決算解説】
中国の供給過剰が続いて鉄鋼は苦戦が続いた。
一方、国際鉄鋼市況は2016年初に底打ちして上昇傾向で通期見通しは上方修正。

ソニーの2016年4〜12月期決算

売上高:9%減の5兆6996億円
営業利益:50%減の1943億円
経常利益:―
純利益:81%減の456億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、下方修正
純利益:600億円→82%減の260億円

【簡単な決算解説】
DVD販売の悪化により映画事業の減損損失が重荷となった。
モバイル向けイメージセンサーの販売好調で半導体事業の赤字幅は縮小する。

マツダの2016年4〜12月期決算

売上高:8%減の2兆3486億円
営業利益:41%減の1019億円
経常利益:31%減の1179億円
純利益:35%減の799億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、下方修正
純利益:1000億円→33%減の900億円

【簡単な決算解説】
日米で自動車販売が伸び悩んだ。
リコール(回収・無償修理)費用の増加も重荷となった。

KDDIの2016年4〜12月期決算

売上高:7%増の3兆5222億円
営業利益:15%増の7757億円
経常利益:―
純利益:15%増の4713億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
営業利益:8850億円→9%増の9100億円(純利益は変更なし)

【簡単な決算解説】
スマホの通信料収入の拡大が続いた。

パナソニックの2016年4〜12月期決算

売上高:6%減の5兆3500億円
営業利益:25%減の2405億円
経常利益:―
純利益:10%増の1753億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:1200億円→1300億円(今期からIFRS)

【簡単な決算解説】
住宅用太陽光発電は市況悪化、固定電話の海外販売落ち込み実績は減益。
2017年1~3月期の為替レートを円安に見直して通期見通しは上方修正。

IHIの2016年4〜12月期決算

売上高:2%減の1兆382億円
営業利益:3.5倍の194億円
経常利益:4.5倍の87億円
純利益:91億円の赤字(前年同期は342億円の赤字)

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:プラスマイナスゼロ円

【簡単な決算解説】
北米の大型プロジェクトは採算悪化、社会基盤・海洋事業の赤字幅縮小で全体の採算は改善。
前期の契約納期遅延の特別損失なくなり最終赤字幅は縮小。

武田の2016年4〜12月期決算

売上高:6%減の1兆3158億円
営業利益:30%増の2174億円
経常利益:―
純利益:46%増の1656億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:14%増の910億円→16%増の930億円

【簡単な決算解説】
高血圧症治療剤「ブロプレス」、呼吸器系疾患領域など事業売却で減収。
国内では酸関連疾患治療剤「タケキャブ」、高血圧症治療剤「アジルバ」が好調。
海外では潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「エンティビオ」、多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ」が大きく伸びた。

日立の2016年4〜12月期決算

売上高:10%減の6兆5193億円
営業利益:9%減の3731億円
経常利益:―
純利益:11%増の1912億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、営業利益のみ上方修正
営業利益:5400億円→12%減の5600億円

【簡単な決算解説】
半導体製造装置が好調だった。
電子装置・システム事業の採算改善で通期見通しは上方修正。

川崎重工の2016年4〜12月期決算

売上高:2%減の1兆430億円
営業利益:67%減の228億円
経常利益:65%減の230億円
純利益:39%減の179億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:64%減の165億円→54%減の210億円

【簡単な決算解説】
船舶海洋事業や航空宇宙事業で市況環境が悪化して実績は減益。
想定為替レートを1ドル=110円と円安方向に見直して通期見通しは赤字幅縮小。

JFEHDの2016年4〜12月期決算

売上高:9%減の2兆3117億円
営業利益:51%減の364億円
経常利益:30%減の441億円
純利益:11%減の332億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:150億円→49%増の500億円

【簡単な決算解説】
中国を中心としたアジアの供給過剰問題が長引き実績は減益。
通期見通しは円安進行や棚卸資産の評価の影響で大幅増益に。

コマツの2016年4〜12月期決算

売上高:11%減の1兆2267億円
営業利益:31%減の1070億円
経常利益:ー
純利益:34%減の683億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:33%減の920億円

【簡単な決算解説】
建設機械は中近東・アフリカ向けで低迷、産業機械は自動車向けが苦戦した。
一方で中国や北米での建設機械は好調だった。

TDKの2016年4〜12月期決算

売上高:2%増の9039億円
営業利益:1%増の768億円
経常利益:ー
純利益:1%増の570億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:520億円→2.2倍の1450億円

【簡単な決算解説】
エレクトロニクス市場ではスマホ、自動車部品は好調、HDDはパソコン需要縮小やSSDへの移管が進んで落ち込んだ。
クアルコムとの提携により子会社株の売却益(1490億円)が寄与して通期見通しは大幅増益。

村田製作所の2016年4〜12月期決算

売上高:9%減の8659億円
営業利益:30%減の1645億円
経常利益:ー
純利益:28%減の1269億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:23%減の1560億円

【簡単な決算解説】
スマホの高機能化で部品数は増加したものの、価格下落で減益。

東京エレクトロンの2016年4〜12月期決算

売上高:8%増の5390億円
営業利益:9%増の941億円
経常利益:9%増の956億円
純利益:15%増の679億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:28%増の1000億円

【簡単な決算解説】
データセンター向けサーバーやスマホの高機能化で半導体製造装置が好調だった。

任天堂の2016年4〜12月期決算

売上高:27%減の3111億円
営業利益:38%減の263億円
経常利益:11%減の491億円
純利益:2.5倍の1029億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり
純利益:500億円→5.5倍の900億円

【簡単な決算解説】
Wii Uやフィギュアが落ち込み大幅な営業減益。
ポケモンGOの好調で株式会社ポケモンからの持分法投資利益が寄与して経常増益。
メジャリーグ球団シアトルマリナーズの株式の一部売却益(635億円)で純利益は大幅増。
通期見通しは想定為替レートを1ドル=100円から110円に見直して大幅上方修正。



オリエンタルランドの2016年4〜12月期決算

売上高:2%増の3605億円
営業利益:横ばいの921億円
経常利益:横ばいの935億円
純利益:3%増の653億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:4%増の768億円

【簡単な決算解説】
運営する東京ディズニーリゾートでは昨年4月の値上げで客単価は上昇した。
一方で夏場の悪天候などがひびいて入園者数は減少した。

ヤマトHDの2016年4〜12月期決算

売上高:3%増の1兆1181億円
営業利益:7%減の580億円
経常利益:8%減の582億円
純利益:6%減の357億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり
純利益:1%減の390億円→14%減の340億円

【簡単な決算解説】
想定以上の物量で臨時の外部業者への委託コストが膨らんだ。

JR東海の2016年4〜12月期決算

売上高:1%増の1兆3188億円
営業利益:5%増の5148億円
経常利益:6%増の4730億円
純利益:10%増の3311億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:8%増の3630億円

【簡単な決算解説】
観光やビジネスでの新幹線利用の好調が続いた。

JR東日本の2016年4〜12月期決算

売上高:1%増の2兆1613億円
営業利益:4%減の4156億円
経常利益:4%減の3688億円
純利益:2%増の2531億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:8%増の2660億円

【簡単な決算解説】
都内の在来線や新幹線収入は堅調で増収だった。
新幹線鉄道大規模改修に向けた費用(引当金)の増加で減益だった。

日立建機の2016年4〜12月期決算

売上高:8%減の5070億円
営業利益:28%減の110億円
経常利益:―
純利益:25億円(前年同期は3700万円の赤字)

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:43%減の50億円

【簡単な決算解説】
日米での建機販売が苦戦した。一方、中国の地域別売上高は11%増の395億円と第2四半期までの減収から増収に転換した。

NTTドコモの2016年4〜12月期決算

売上高:3%増の3兆4695億円
営業利益:23%増の8423億円
経常利益:25%増の8461億円
純利益:20%増の5894億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:19%増の6550億円

【簡単な決算解説】
スマホの通信料、光インターネット回線の利用料の増加が続いた。

信越化学の2016年4〜12月期決算

売上高:6%減の9222億円
営業利益:12%増の1811億円
経常利益:8%増の1850億円
純利益:16%増の1352億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更なし
純利益:8%増の1600億円

【簡単な決算解説】
塩ビ・化成品事業で売り上げは伸び悩んだものの、採算改善を進めて6つの部門の営業利益は全て増益だった。

ファナックの2016年4〜12月期決算

売上高:20%減の3903億円
営業利益:35%減の1116億円
経常利益:33%減の1251億円
純利益:27%減の925億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:1041億円→29%減の1133億円

【簡単な決算解説】
前期にあったスマホ向けのロボドリルの特需がなくなった反動、中国の工作機械も落ち込み実績は大幅減益。
2017年1~3月期の為替の見通しを1ドル=100円から110円に見直し、中国経済の回復もあり通期見通しは3度目の上方修正。

日本電産の2016年4〜12月期決算

売上高:3%減の8682億円
営業利益:18%増の1061億円
経常利益:―
純利益:17%増の1077億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:11%増の1000億円→17%増の1050億円

【簡単な決算解説】
車載向けの好調が続いた。
2017年1~3月期の想定為替レートを1ドル=100円から110円と円安方向に見直して業績予想も上方修正。
発行済み株式数の1.69%、最大500億円の自社株買いも発表した。

安川電機の2016年4〜12月期決算

売上高:7%減の2846億円
営業利益:21%減の216億円
経常利益:19%減の224億円
純利益:19%減の147億円

~2017年3月期の業績見通し~
・変更あり、上方修正
純利益:20%減の180億円→11%減の200億円

【簡単な決算解説】
ロボットがスマホの工場向けで好調だった。
2017年1~3月期の想定為替レートを1ドル=105円から115円と円安方向に見直して業績予想も上方修正。

決算発表前の企業


ソフトバンク、東芝など



Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)