朝日新聞、選挙の結果に反論アンケート ネットで「民主主義を否定」の声も
朝日新聞、選挙の結果に反論 「民主主義を否定」の声も
10月22日の衆議院選挙で自民党が大勝した結果が波紋を読んでいる。
総選挙の結果を受け、朝日新聞は10月23〜24日に電話で全国世論調査を実施した。
すると総選挙の結果とは印象の違う結果が出てきたという。
自民党と公明党合わせて定数の3分の2を超える議席を得たことについて尋ねると、「多すぎる」が51%で、「ちょうどよい」32%を上回った。
(与党で3分の2「多すぎる」51% 朝日新聞世論調査、10月24日)
一見すると、朝日新聞は今回の総選挙が民意を正確に反映していないという声を数字で明らかにした主張に見える。
ただ、インターネットでは「民主主義の否定だ」「朝日新聞の読者を対象にすれば主張が偏る」との批判が多い。
朝日の調査、自民党と公明党で定数の3分の2を超える議席「多すぎる」が51%
・朝日新聞が実施した質問内容
今回の衆議院選挙で、与党の自民党と公明党は定数の3分の2を超える議席を得ました。
あなたは、与党の議席数はちょうどよいと思いますか。
多すぎると思いますか。少なすぎると思いますか
「選挙結果を受けた朝日新聞のアンケート調査では、自民党と公明党が勝ちすぎたと思っている人が51%もいるんですね」
「小選挙区制では一つの選挙区から1人しか当選できない。いわゆる死票が多くなるため、純粋に多数決的な民意が反映されているのかという批判はあるよ」
「それにしたって、選挙が終わった直後に『今回の選挙結果はおかしくないですか?』って言う質問はおかしくないですか?」
「選挙戦の過程で自民党の優位は多くのメディアが伝えていた。朝日新聞ほどの大手メディアであれば、事前に与党が優勢なのは正確に把握していただろう。事前にこうした質問を用意していた可能性はあるね」
「朝日新聞を名乗る質問者に対して、答えてくれた人のアンケートですよね。回答者の性格に偏りは出ないんですか?」
「昔のようにテレビ欄を見たいためだけに新聞を取っている人たちのアンケートだったら中立的な回答かもしれない。今はわからないね」
「朝日新聞は総選挙後になんでこんな質問をするんでしょうか」
「こればっかりは朝日新聞の上層部の判断としか言いようがない。誤解されがちだが、朝日新聞はあくまで報道を業務とするものの、営利を目的とする株式会社だ」
「朝日のこの記事のツイッターは批判のリプライだらけやないか。いつも批判のリプライが集まるけど、ツイッター担当の人は大丈夫やろか」