ライザップ、フリーペーパーでシェアNo.1に サンケイリビング新聞社を買収

【ライザップのサンケイリビング子会社化の説明資料より】

ライザップ、フリーペーパーでシェアNo.1に サンケイリビング新聞社を買収

フィットネスクラブ運営などのRIZAPグループ(ライザップ)が国内のフリーペーパー事業で圧倒的なシェアNo.1となる。

ライザップグループは3月29日、フリーペーパーを運営するサンケイリビング新聞社を買収すると発表した。

フジテレビを傘下に持つフジメディアホールディングスからサンケイリビング新聞社の株式を全体の80%取得して子会社化する。

買収額は非公表。

フリーペーパー部門では国内1位がライザップグループの「ぱど」、2位が「リビング新聞」だ。

ライザップグループはフリーペーパー部門でダントツのシェアを獲得、女性向けのマーケティングを強化してグループ全体の成長につなげる。

・ライザップはサッカーJリーグの湘南ベルマーレの経営にも乗り出した




ライザップ、女性向け事業を強化 買収攻勢は続く

【ライザップのサンケイリビング子会社化の説明資料より】

「結果にコミットするダイエット」で有名になったライザップは足元で女性向け事業を強化している。

ボディメイク事業の入会者は2017年4月〜2018年2月で女性が63%で男性が37%。

2018年には女性専用グループフィットネス「VIVANA」や女性専用ホットヨガなどの「LIPTY」を強化、今夏には第3弾となる女性向け新規事業を計画している。

サンケイリビング新聞社は約4万人の女性読者などの会員ネットワークを持ち、ライザップの既存事業や新規事業とのシナジー(相乗効果)を目指す。

ライザップはフィットネスクラブ運営で稼いだキャッシュで多くの事業を買収しており、巨大なグループ企業へと変身しようとしている。

財務が悪化している企業買収も目立つため、決算では一時的な利益の発生もあり投資家がPLで判断するのが難しい状況だ。

一連の買収攻勢は成果をあげれば効果は大きいものの、買収企業の採算改善に失敗すればグループ全体での財務悪化にもつながる。

積極攻勢で大きなリスクを負う姿勢はソフトバンクにも似ており、新しいライザップの今後に注目が集まる。

・この記事の関連リンク

ライザップグループ:株式会社サンケイリビング新聞社の子会社か及び今後の方針について






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