神戸、債務超過の間近でイニエスタ加入へ 年俸は約32億円

【サッカーファンなら誰もが知るスペインのイニエスタが日本にやってきた】

神戸、債務超過の間近でイニエスタ加入へ

ビッグネームの登場により、サッカーチームの経営にも注目が集まっている。

スペインのラジオ「El larguero(エル・ラルゲロ)」など複数のメディアが5月8日、「イニエスタが日本のヴィッセル神戸に移籍する」と報じた。

さらに5月23日、NHKなどがイニエスタが神戸に移籍すると伝えた。

事前報道での年棒は毎年2500万ユーロ(32億円)で3年間の契約。

イニエスタはスペインの強豪バルセロナのキャプテンでスペイン代表でも活躍してきた。

5月11日に34歳になったイニエスタは今季限りでバルセロナを退団すると発表していた。

中国への移籍が伝わっていたが、ヴィッセル神戸のオーナーで楽天の三木谷浩史会長が獲得に動いた。

サッカーファンなら誰もが知るイニエスタの加入は、経営不振のヴィッセル神戸に大きなインパクトを与える。




ヴィッセル神戸、2017年12月末の純資産はわずか795万円で債務超過が目前

【ヴィッセル神戸は2017年12月期の最終損益が1億5000万円の赤字で債務超過が間近】

サッカーチーム「ヴィッセル神戸」を運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社は4月10日、2017年12月期の決算を官報に公表した。

1年間の経営の結果の最終損益は1億5455万円の赤字で、2017年12月末で経営の体力を示す純資産は795万円しか残っていない。

2018年12月期に1000万円の赤字を出すと債務超過に陥る計算だ。

イニエスタの年俸32億円をヴィッセル神戸が会社として負担するのはほぼ不可能な財務体質になっている。

一方、神戸の親会社の楽天はバルセロナと年間64億円、4年間のスポンサー契約も結んでいる。

日経新聞が6月1日に楽天グループはイニエスタの年棒を販管費として計上すると報じた。

イニエスタ加入によるファンの増加、グッズの売り上げ増などにより楽天グループ会社にとってはプラスの面も見込める。

サッカーファンだけでなく、投資家の視線もイニエスタに向かっている。

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