Zaif(ザイフ)、バグのダブり入金認める 経営に打撃か 直近の累積損失は4億円
【仮想通貨取引所ザイフを運営するテックビューロ社は累積損失が4億円】
Zaif(ザイフ)、バグのダブり入金認める 経営に打撃か 直近の累積損失は4億円
トラブルの多い仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」で再び問題が起きた。
仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)は5月15日、ブロックサイズを8MBから32MBに拡大するハードフォーク(バージョンアップに類似)を行う。
さらにザイフ公式は5月11日、「BCH入金用アドレスが、Bitcoin入金用アドレスと混同しない新しい形式になりました」と発表していた。
これらに関連したかは不明だが5月11日以降、ザイフにBCHを送るとダブって入金されるとの報告が相次いでいた。
ザイフは5月14日、公式ツイッターアカウントでBCHの入金に重複があったと認めた。
11日夕方18時頃の一部BCHの入金におきまして、反映が重複している事象を確認しております。
ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございません。なお現在、入金に問題はございません。
お心当たりのお客様におかれましては、お手数ですがサポートセンターまでご連絡くださいますと幸いです。— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年5月14日
ザイフはBCHが重複したユーザーにはサポートセンターに連絡するようにと呼びかけている。
ただ、重複したBCHを売却して法定通貨に変えて既にザイフから資金を抜き取った投資家もいるようだ。
ザイフは2月に2度、ビットコインの価格が市場価格から大きく乖離して批判が集まった時に「異常ではない」と主張して顧客に補償しなかった経緯がある。
そのため、今回のトラブルについては「前回が顧客のせいなら、今回はザイフのせいだからユーザーが補償する必要はない」との声が広がっている。
ザイフを運営するテックビューロ社が官報で公表した直近の決算によると、2017年3月末の累積損失は4億2130万円だった(2018年3月末は現時点で未公表)。
テックビューロ社にとってはザイフのシステムトラブルが経営に打撃となる展開が続いてる。
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