実況速報、日大アメフト部の会見 加害者側が語る監督の指示 ほぼ全文

実況速報、日大アメフト部の宮川泰介選手の会見 加害者側が語る監督の指示 ほぼ全文

日本大学のアメリカンフットボール部の試合での悪質なプレーは、異例の事態になった。

日大アメフト部で関西学院大学の選手に危険なタックルを実施した宮川泰介選手はメディアに顔を出して5月22日14時45分、記者会見を開いた。

日大の内田正人前監督は5月21日に関西学院大学に直接、謝罪するも被害者側は警察に被害届を提出した。

記者会見において日大の加害者側の宮川泰介選手は内田前監督、さらには井上奨コーチから指示があったと主張した。

記者会見をリアルタイムで更新、ほぼ全文を記載した。

・5月23日20時の内田前監督と井上コーチの緊急会見

目次

要旨
〜冒頭説明〜
弁護士
宮川選手
〜質疑応答、記者会見の全文〜
経緯
原因
その後
監督コーチ
将来

日大選手の会見、要旨

宮川選手は今まで試合に出ていたが、5月になってメンバーから外された。

井上コーチに「監督はどうしたら試合に出してくれるか」と聞いたら、「相手のクオーターバックを1プレー目でつぶせ」と言われた。

その後に監督に「1プレー目で潰すので使ってください」と話してメンバーに選ばれた。

試合当日、整列の時にコーチから「できませんじゃ済まされないぞ」と念押しされた。

プレー後、相手選手に直接、謝罪しようとしたが監督とコーチに止められた。

本人と両親は監督の指示があったと公表して欲しいと伝えたが断られた。

監督とコーチから「なんであんなプレーをしたんだ」とは一言も聞かれていない。

日大アメフト部から経緯の説明を求められたことは一度もない。

<問題点>
日大は関学に文書で「監督による反則の指示はない、選手も指示を受けていない」と明記。

宮川選手側はアメフト部から何も聞かれていないと主張、日大は当該選手に何も聞かずに文書を作成。




冒頭説明、代理人弁護士「顔出しはリスク」

本人、両親から委任を受けている弁護士の西畠正、薬師寺孝亮。

本人が顔出し、容姿を出して会見を受けるのは異例、顔を出すのはリスクがある。

本人、両親も事実を明らかにするだけでなく被害者、関西学院大学のアメフト部への謝罪の意味が強いと捉えている。

顔を出さない謝罪はない、ということから、あえて撮影を受ける。

今後の被害も考えられるので顔をアップで写し続けるようなものはご配慮願いたい。

5月6日の試合のあと10日、関学アメフト部から申し入れ文書があった。

これを受けて本人、両親は監督を訪ねた。

本人は個人として直接、謝罪はしたいと言ったが監督に止められた。

事実関係について監督、コーチから説明を求められたことはない。

12日、本人は関西学院大学に謝罪に行ったが文書での返答を、とのことだった。

本人がOBに呼び出されて話をした。

14日、学生連盟にも本人と父親が訪ね、事実を詳しく話した。

15日、父親が私(弁護士)のところに相談にきた。

父親は「個別に謝罪が認められていない、指示はなかったという報道まで広がっている」と説明。

このままでは事実が明らかにならない、本人が勝手に突っ込んだことになり謝罪も許されないとのことから弁護士に相談にきた。

大学の総務部に呼ばれて、私、本人、父親で伺って事実を説明した、これは部ではなく大学としての立場とのこと。

本人と父親は個人として謝罪に行きたい、部に止められても行く可能性があると私は大学に説明した。

本人にアメフト部からの事実確認は一度もない、宮川選手への聞き取りがないのはおかしいのではないかと大学に伝えた。




冒頭説明、宮川選手「1プレー目でつぶせと言われた」

本件により怪我をさせてしまった関西学院大学のクオーターバックの選手、関西学院大学アメリカンフットボール部、関係者の皆様に、大きな被害と多大なるご迷惑をおかけしてしまったことを反省します。

試合の日までの経緯について。

今年度で試合は2回あり、いずれもスターティングメンバーで出ていた。

5月3日、実戦形式の練習でプレーが悪かったと練習から外された。

このころ監督、コーチから「やる気が足りない、闘志が足りない」と言われるようになっていた。

監督には「宮川はやる気があるかないかわからないので試合に出さない、辞めてもいい」と言われた。

監督から今度の日本代表に行っちゃダメだよ、と辞退するように言われた。

わかりましたと答えるしかなかった。

5月4日、練習前に監督から「日本代表にいっちゃダメだよ」と、辞退するように言われた。

監督に理由を確認することはできず、わかりましたと答えた。

5月5日、この日も実践練習は外された。

練習後、井上コーチから「監督に、お前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、相手のクオーターバックを1プレー目で潰せば出してやると言われた。『クオーターバックを潰しに行くんで僕を使ってください』と監督に言いにいけ」と言われた。

井上コーチから「関学との定期船が無くなってもいいだろう」「相手のQBが怪我をして秋の試合に出られなくなったらこっちの得だろう」と念を押され、髪型を坊主にしてこいと指示を出された。

ポジションの先輩から井上コーチに「宮川にアラインはどこでもいいから、1プレー目からQBを潰せと言っとけ」と言われた旨を告げられた。

相手を潰すくらいの強い気持ちではなく、本当にやらなくてはいけないと追い詰められて悩んだ。

5月6日、ここでやらなければ後がないと思った。

試合のメンバー表に私の名前はなかった。

井上コーチに「今行って来い」と言われたので、監督に「相手のクオーターバックを潰すので使ってください」と伝えた。

監督に「やらなきゃ意味ないよ」と言われた。

コーチにそのむねを伝えると「思い切りいってこい」と言われた。

試合前の整列の時に、井上コーチが近づいてきて「できませんでしたじゃ済まされないぞ。わかってるな」と言われた。

直後は何も考えられない状態でした。

相手のクオーターバックが代わったことにも気づいていなかった。

2プレー目、コーチに呼ばれた時にキャリア(ボールを持っている選手)に行け、と言われた。

QBを潰せと指示されてきたので発言の意味が理解できず、同じようにクオーターバックに突っ込み反則を取られた。

3プレー目、この反則は「相手がつかんできても大人しすぎる」と言われていたので、意識的に行った。




テントに戻って泣いていたのを井上コーチに見られた。

監督からは試合後に「こいつのは自分がやらせた。こいつが成長してくれるんならそれでいい。相手のことを考える必要はない」との話があった。

さらに「周りに聞かれたら俺がやらせたんだと言え」とも監督は話していた。

井上コーチからは私が相手に怪我をさせた役割を済まないと思った先輩が「自分にもやらせてほしい」と申し出た話を紹介された。

「お前にそれが言えるのか」「泣いたのは優しすぎるのが悪いんだ」と井上コーチに責められた。

5月8日、先輩に「もうアメフトはできない」と伝えて「そうだよな」と言われた。

監督に「もうフットボールはできない」と伝えた。

監督からは「お前の罰はあのとき、退場になってるから、お前の処罰はくだった」「世間は監督を叩きたいだけで、お前じゃない。期にするな」と言われた。

コーチからは「お前がやめる必要はない」と言われた。

私はあんなプレーをして、アメフトは続けられないと思った。

5月9日、森ヘッドコーチに呼び出されて「やめるべきじゃない。監督が厳しくいったことをそのままお前に伝えたコーチに責任がある」と言われた。

5月11日、監督と井上コーチ、私と両親で面会した。

個人的に謝りたいと言ったが監督に止められた。

父は監督から指示があったと公表すべきとメモを渡したが、公表できないと言われた。

井上コーチから関西学院大学に謝りに行く、と言われた。

12日、関西学院大学を井上コーチと訪れたが、アメフト部の人に会うことはできなかった。

16日、日本大学本部の体育局に呼ばれたが、不安が強く体調もよくなかったために行かなった。

18日に両親と直接、相手選手に謝罪にいった。

最後に、たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私がやらないという判断をできずに指示に従って反則行為をしてしまった。

相手選手に卑劣な行為で怪我を負わせてしまって、後から悩み、反省してきました。

事実を明らかにすることが、つぐないの第一歩として、この陳述書を書いた。

私の行為でご迷惑をおかけした人たちに深くお詫び申し上げます。




質疑応答、経緯 コーチから潰せの指示、監督と選手に指示についての乖離はなし

ーー指示は潰せだったか
「コーチからは潰せ、だったと思う。先輩を通じて、どこでもいいから潰してこい、秋の試合の時にクオーターバックが怪我をしていたらこっちの得だろう、と言われた」

ーー日大が主張する監督と選手について、指示の乖離はあったか
「なかった。自分としてはやるしかない状況」

ーー拒否していたらどうなっていたと思うか
「この週、試合に入れてもらえなかったというのもありハッキリわからない。ずっと試合に出られない、とは思いたくなかった」

ーー整列のとき、コーチからできませんじゃ済まされないぞと言われた、念押しか
「はい。このような状況はめったにあることじゃない。(他に聞いている選手は)整列の時なので隣に聞こえていたかもしれないが、ハッキリかはわからない」

ーー試合当日、最初に反則をしたプレーで笛の音は聞こえていたか
「投げ終わったというのは気づいていた。プレーが終わっていたという認識はあった」

ーープレーが終わった直後の気持ちは、テントで泣いた時にコーチに「優しすぎる」と言われた時は
「何かを考えられるような状況じゃなかった。その時はあまり考えられていません」

ーー口止めはあったか
「口止めはないです」

ーーあのプレーは暴力だと思うか
弁護士「法的な責任に絡むのでご容赦ください。客観的な行為から刑事事件、民事事件にかかわるものだと認識している」

質疑応答、原因 プレッシャー、自分で判断できない弱さ

ーー試合直後の涙、その時点で大変なことをしたと思いがあったのか、なぜそんなプレーをしたのか
「直後からありました。監督コーチの指示、自分で判断できなかった弱さがあった。(監督とコーチが怖い存在だった?)はい」

ーーどこで判断を誤ったと思うか
「試合があった一週間、監督コーチ陣からのプレッシャーがあったにしろ、プレーの前に正常な判断をするべきだったと思っている」

ーー潰せという指示は日常的にあるのか、特別に具体的な指示だったのか
「特別です」

ーーなぜ5月3日以降、突然にプレッシャーが強くなったのか
「突然です。やる気が感じられない、闘志が感じられないと言われていたのが理由だと思います。そう見えた理由はわからない」

ーー追い詰めれた環境をどう思うか
「指導について僕が言える立場ではない。同じようなことが起きないことを願います。自分の意思に反することは、フットボールに関わらず、全てにおいてするべきじゃないと思います」

ーーこれまでも先輩がこういうプレーをさせられてきたのか
「僕は把握していない」

ーー監督は指示をコーチを通じてするものか
「その場合が多い。今回も監督からの指示だと認識している」




質疑応答、その後 退部の意思を伝える、監督コーチから事実確認はなし

ーー被害届を出されたことについては
「被害届を出されても仕方ない、当然だと思っている」

ーー謝罪は受け入れてくれたのか
「うなずく形で聞いてくれました」

ーー同僚、先輩からお前は悪くないとの声はあがっていなかったか
「あがっていたと思います。指示があってもやってしまったのは私。事実がある以上、私が反省すべき点」

ーー退部はどうなっている
「退部の意思は伝えている」

ーーメンバーに伝えたいことは
「僕の方から言うことではない」

ーー今後、監督やコーチと会う予定は
弁護士「代理人の弁護士から接触があった。事情を聞きたいというのであり、それだけ。監督コーチから事実を聞きたい、なぜあんなことが起きたのか知りたいとは一度もない」

ーー会見自体、日大はどこまで知っているのか
弁護士「事実について話す機会を設けるとは伝えていた。当然、ご存知のはず。事務方には明確に伝わっている」

質疑応答、監督コーチ 日本代表に行くなと言われる

ーー内田監督、コーチの存在とはどんなものか
「日本代表に行くなと言われた時もだが、なぜですかと言えるような関係ではなかった」

ーー内田監督の会見は見たか
「あまり見れてない、僕がどうこう言うことではないと思う」

ーー監督には何も話せないのか、理不尽と思うことは
「話す機会はあまりないが、意見を言える関係ではなかった。理不尽な部分もあったかもしれないけれど、練習のキツさも含めて、去年の結果も出たと思っている。理不尽なことがありながらもみんな、練習していると思う」

ーー監督コーチ、信頼はあったか
「井上コーチは高校2年から監督だったので、信頼していたのかもしれない。内田監督については、そもそもお話する機会がないので、信頼関係はわからない」

ーー内田監督とコーチのこれまでの対応について
「自分がやってしまったのであり、どうこう言うことではない。ただ、つぐないの一歩として、真実を話さないといけないと思ってここにいます」

ーー監督から裏切られた気持ちはないか
「最初から、両親と面談があった時に指示があったと公表して欲しいとは伝えていた」

ーー監督、コーチに伝えたいことは
「いくら監督コーチの指示があったとはいえ、私のやったことは変わらない。監督、コーチについて僕がどうこう言うことではないと思っている」

ーー日大アメフト部で監督が辞任するのは、今後についてどう思うか
「ここにきたのは謝罪、真実を話すため。今後のチームがどうなるとかは、僕の口から言うことではない」




質疑応答、将来 「アメフトを続けていく権利はないと思っている。この先、アメフトをやるつもりはない」

ーーあの時、違反行為をしないという選択肢はあったか
「あの時は考えられなかった。3日前、一週間で追い詰めれていたので選択肢はなかった」

ーーアメフトとはどんな存在か
「高校のころから始めてコンタクトスポーツ、とても楽しいものだと思い熱中していた。大学に入って厳しい環境、徐々に気持ちは変わってきた。好きだったフットボールがあまり好きではなくなってしまった」
「厳しい環境に身を置くことになってしまったので、一概に何が原因かはわからないけれど、徐々に好きではなくなってしまった」

ーー今後、どのようにすごしていくのが望ましいと思うか
「アメフトを続けていく権利はないと思っている。この先、アメフトをやるつもりはない。今のところ、何をしていくべきかもわからない」

ーー関学側が許してくれたらアメフトをしたほうがいいのじゃないか
「そんなことは考えられない」

ーー将来的に仲間と一緒にやりたいということは
「今のところはないです」

ーー今回の件で一番勉強になったことは
「少し考えれば、自分がやったことが間違っているのは判断できた。そういう部分で自分の意思を強くもつことが重要だと思った」

・この記事の関連リンク

日本大学アメリカンフットボール部フェニックス:Officialサイト






Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)