仮想通貨の投資家、日本人は350万人 億り人は268人

【仮想通貨の取引をしていたのは20〜40代がほとんど(日本仮想通貨交換業協会より)】

仮想通貨の投資家、日本人は350万人 億り人は最低でも268人か

日本での仮想通貨(暗号通貨)の取引の規模がついに明らかになった。

金融庁は4月10日、規制や問題点について議論する「仮想通貨交換業等に関する研究会」を初めて開催した。

日本仮想通貨交換業協会が提出した資料によると仮想通貨の現物取引での顧客数は2018年3月時点で350万人。

昨年に高騰した仮想通貨市場では日本人の3%が仮想通貨の取引に手を出していたことが判明、特に20〜40代が熱狂していた。

80代以上で仮想通貨に手を出していた高齢者は2000人もいた。

高齢者が主体的に仮想通貨取引を行っていたのか、今後に強引な勧誘がないかなどを金融庁は監視していく必要がある。




ビットコインの億り人、最低でも268人が誕生か 全体の0.02% (4月11日21時修正あり)

【仮想通貨の口座で1億円以上の資産があったのは268口座だった(日本仮想通貨交換業協会より)】

日本の仮想通貨投資家のうち、9割超は口座に預けている資産は50万円に満たなかった。

さらに預けている資産が50〜500万円の範囲で7.8%とほぼ全てを占める。

「億り人」とも言われる1億円以上の資産のある口座数は268と全体の0.02%だった。

この統計は2018年3月時点で、預かり資産額に関しては大手取引所のビットフライヤーの口座は含まれておらず日本人が海外の大手仮想通貨取引所に預けている資産も計算に入っていない(注1)。

仮想通貨市場は2018年に入り急落、仮想通貨取引所「コインチェック」のハッキング騒動が1月末にあり大きな動きがあった。

2017年に稼いできた投資家の中には今年の混乱を見て仮想通貨を法定通貨の円(JPY)に変えて利益確定、銀行口座に円として戻している動きもあると見られる。

そのため仮想通貨取引で「億り人」になったのは268人以上いる可能性は大きい。

また、仮想通貨取引所に資金を預けるのが不安で銀行口座に投資資金を用意していた投資家も多そうだ。

これらの日本仮想通貨交換業協会の資料では仮想通貨投資家にとって「自分がどのランクにいたのか」が明確にわかる結果となった。

(注1:2018年4月11日、ビットフライヤーの口座が含まれていないと修正しました)

・この記事の関連リンク

日本仮想通貨交換業協会:説明資料(4月10日)






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