熱中症、救急医学会が緊急提言「未体験ゾーンで危機的、夏の災害に」 WBGT31度超で運動中止を訴え

【暑さ指数(WBGT)について、環境省熱中症予防情報サイトより】

熱中症、救急医学会が緊急提言「未体験ゾーンで危機的、夏の災害に」 WBGT31度超で運動中止を訴え

暑すぎる夏が日本に危機的な状況を呼んでいる。

日本救急医学会は7月20日、熱中症が頻出している現状を鑑みて初となる緊急会見を開いた。

救急医学会は今年の夏の状況について「未体験ゾーンの熱波の長さで、夏の災害になる危険性がある」と指摘。

環境省の公式ホームページなどで公開されている暑さ指数(WBGT)を参考にして熱中症の予防と対策をとって欲しいと訴えた。

暑さ指数(WBGT)を参考にすると気温が31〜35度の場合は激しい運動は中止、35度以上の場合は運動は原則中止となっている。




足元で行われている全国高校野球選手権大会などについて、救急医学会は「医学的な立場からは31度超えたらまず中止。厳密にあてはめると甲子園はほとんど中止になってしまう」と説明。

一方で「社会の状況もあり、現実的な対応を指導者はやってほしい」と述べ、休憩の質を高めるなどあらゆる手を尽くして欲しいと説明した。

・この記事の関連リンク

環境省熱中症予防情報サイト:暑さ指数(WBGT)
日本救急医学会:熱中症診療ガイドライン2015



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