サマータイム導入、世論調査の比較 反対は共同62%・日経55%・読売50%・NHK12%
サマータイム導入、大手メデイアの世論調査の賛否は大きく異なる結果に
東京オリンピック・パラリンピックでの暑さ対策として議論されているサマータイム導入についての世論調査で反対の声が目立ってきた。
日本政府は大会期間中の暑さ対策の一環として、夏の生活時間を早める「サマータイム」の導入の是非を巡っての議論を進めている。
NHKが8月7日に公表した世論調査では「サマータイム」の導入に賛成が51%、反対が12%、どちらともいえないが29%だった。
インターネットではサマータイム導入に否定的な声が圧倒的だったため、NHKの調査は驚きを与えた。
ただ、8月26〜27日に発表されたNHK以外のメディアによる世論調査では、サマータイムの導入に反対が50〜62%と多数になった。
世論調査の比較 反対は共同62%・日経55%・読売50%・NHK12%
共同通信社が8月25〜26日に実施した全国電話世論調査では、サマータイム導入に反対が61.6%、賛成が30.8%と最も否定的な結果だった。
日経新聞が8月27日に公表した世論調査ではに反対が55%、賛成は31%。
読売新聞が同じく8月27日に発表した世論調査では反対が50%、賛成は40%だった。
NHKが8月7日に公表した世論調査の反響は大きく、その後にサマータイムのデメリットを指摘する声が大きくなっていた。
生活リズムが崩れて健康に悪影響との疑念が残るサマータイムについては、導入済みの欧州でも批判は大きく廃止を求める声が上がっている。
東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策ならば日本全国でサマータイムを導入するのではなく、競技の開始時間をずらすべきとの意見も出ている。
・この記事の関連リンク
読売新聞:サマータイム「反対」50%…読売世論調査
共同通信:改憲案、秋提出に反対多数
日経新聞:携帯料金「高い」65% サマータイム「反対」55%
NHK:NHK世論調査 死刑制度は存続58% 廃止7%