金融庁、バイナンスに正式に警告 ビットコイン価格は下落、日経報道には批判も

【3月23日夕方から3月24日のビットコインのチャート、コインチェックより】

金融庁、バイナンスに警告を正式に発出 ビットコイン価格は下落、日経報道には批判も

金融庁は3月23日の朝、香港の仮想通貨取引所「バイナンス(binance)」に対して改正資金決済法に基づく警告を打ち出した。

内容は「インターネットを通じて、日本居住者を相手方として、仮想通貨交換業を行っていたもの」。

バイナンスは金融庁に仮想通貨交換業の正式登録を受けていない。

バイナンスは200以上の仮想通貨を取り扱っているため、日本人に人気の高い仮想通貨取引所だ。

今後のバイナンスの対応次第で、日本人が資金をいったん引き上げようとして市場に売り圧力となりそうだ。

また、今回の発表ではバイナンス側から日本のメディアへの批判も出ている。

日経新聞は3月22日18時、金融庁がバイナンスに警告を打ち出す方針と事前に報道した。

これを受けて仮想通貨市場は下落、コインチェックでのビットコインの価格は3月22日18時の1ビットコイン96.3万円から1時間後には92.7万円まで4%下落した。

バイナンスのチャオ・チャンコン(Changpeng Zhao=CZ)CEOは日経報道に対して「日経新聞は無責任なジャーナリズムだ。私たちは金融庁と建設的な対話をしており、いかなる命令も受けていない。 金融庁が私たちに話す前に、そのような事実を新聞に話すのは道理にかなっていない」と批判した。

仮想通貨市場に影響を与えるような情報管理が金融庁にも問われている。

・この記事の関連リンク

金融庁:無登録で仮想通貨交換業を行う者について(Binance)






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