世耕大臣批判のTBS記者、隠れて弁解 「誤解は本意ではない」に批判集まる
世耕大臣批判のTBS系の記者、隠れて弁解 沈黙から1カ月後に弁解のツイート
炎上していたTBS系JNNの記者にさらに批判が集まった。
TBS系JNNのモスクワ支局長の黒岩亜純氏は4月29日、ツイッターで現地の記者会見に出てこない世耕弘成経産大臣に対して「何かがおかしくなっている」などとつぶやいた。
黒岩氏のツイートに対して世耕大臣は渋滞により会見時間に間に合わず、その後にロシアの大臣との会食があったと説明。
これらの事情を現地の記者に連絡し、翌日に会見を開いたと指摘した。
ネットでは「大臣に問題があったかに思わせるデマだ」と黒岩氏に批判が集まっていた。
黒岩氏は同ツイートが炎上してから約1カ月、沈黙していたが5月21日に弁解のツイートを行った。
ただ、黒岩氏はこれまでの世耕大臣の再三の呼びかけを無視、密かに弁明した態度とその内容にも批判が集まった。
世耕大臣「納得できるわけがない。言い訳にもなっていない」
「モスクワでの記者会見に現れない世耕経産大臣。」で始まるツイートに関して、「世耕大臣個人を批判したものではありません」と言われても、納得できるわけがない。言い訳にもなっていない。
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2018年5月21日
黒岩氏は弁解のツイートで「翌日に会見は設定されましたが、ニュースはその日に伝えることが基本」と自分の立場を主張。
印象操作と批判された「何かがおかしくなっている」については事前に質問取りを行っていることだと補足した。
これ以上の説明については取材プロセスの公開が社内規定に反するため「細かい説明は避けたい」と述べた。
このツイートを偶然に気づいた世耕大臣は「3週間待ってこのコメントとは、本当にがっかりです」と怒りを見せた。
世耕大臣は4月のツイートの時点で「通告のない質問にも常に常に丁寧にお答えしているつもり」と述べている。
また、国家を揺るがす緊急事項でなければニュースをその日に伝えるのはTBS系JNNの都合に過ぎず、翌日に報道すれば良い。
それどころか、世耕大臣によるとTBSの黒岩氏は「翌30日(日曜)再セットの会見にTBSは欠席(他キー局は出席)」。
黒岩氏は「誤解を与えたのは本意ではない」と弁解しているものの、その傲慢に見える発言は油に火を注いだ状況になった。