ハリル氏裁判、主張「コミニュケーション能力不足で独裁的な印象与えた」 前サッカー日本代表監督
ハリル氏裁判、主張「コミニュケーション能力不足で独裁的な印象与えた」 前サッカー日本代表監督
前サッカー日本代表監督のハリルホジッチ氏が日本サッカー協会の田嶋幸三会長を訴えた裁判が7月27日、始まった。
初日の裁判では担当弁護士がハリル氏の訴えの要旨について述べた。
今回の裁判では解任自体ではなく、解任後の田嶋会長の記者会見での発言がハリル氏の名誉を毀損したとの訴え。
田嶋会長の会見での発言はハリル氏が「コミニュケーション能力を持たず、独裁的という印象を与えた」と指摘。
短期間で解任を決めたことは「重大かつ悪質という印象を与える」という。
これらはハリル氏が今後もサッカー監督という職業を続ける上において問題になると述べた。
また、契約上で解任に具体的な理由が必要ないというならば、そもそも記者会見は必要なかったと主張した。
解任後にハリル氏は誠意ある対応を求めたものの「全くかなわなかった」ようだ。
裁判でハリル氏は田嶋会長に対して謝罪の言葉と慰謝料1円を求める。
日本サッカー協会の田嶋会長側は「発言は社会的評価を低下させるものではない」として訴えを退けるよう要求している。
ハリル氏の担当弁護士は「契約に関しては仲裁事項があるため、解任ではなく記者会見での田嶋会長の発言を問題視している」とコメント。
また、ハリル氏は「日本が本当に好きだ」と言っているという。
次回裁判は9月25日の16時30分で非公開となる。
ハリル氏から日本へのメッセージ